広島市立大の実証実験。診断用ポートを経由してCANに接続する特殊な車載機(左)を開発し、日本車のハッキングに成功した 自動運転の実用化フェーズを迎え、重要さが増しているのが車載システムのセキュリティーだ。これからの自動車は車外のシステムとつながることで賢くなる一方、外部からの侵入が容易になるマイナス面もある。自動運転のような高度な車載システムのセキュリティーが保てなければ、乗員の安全性(セーフティー)まで脅かされる。対策に向けた動きは進んでいるのか。(広島・清水信彦) 自動車の車外からスマホを操作すると、停車中にもかかわらずスピードメーターが突如動きだして時速180キロメートルを指したり、窓ガラスやドアロックを開いたりと、見たこともないような動作をした。車載システムが侵入され、操作されたのである。 【ハッキング−広島市大が実証】 広島市立大学大学院情報科学研究科の井上博之准教授が2015年
東京大学は2021年度までに、任期付き雇用の若手研究者300人を任期なし雇用の教員に転換する。外部資金獲得による間接経費などを使い、国の運営費交付金に頼らない雇用とする。16年度の東大の40歳未満の任期なし教員数は383人。若手の雇用安定を財源多様化で実現することで、大学の研究開発力を一層強化する。 若手研究者には「任期なしの教員」「任期付きの教員」「任期付きの研究員」がある。このうち「任期付き」の2種類で優秀な若手が、任期なし雇用の教員に転換する。 任期なし雇用への転換の財源として、理系を中心とした部局は外部資金獲得に伴う間接経費収入や運営費を活用する。本部は産学連携に関わる収入、規制緩和による土地・資金運用などで確保する。 東大は16年度に任期なし雇用への転換を部局財源で行う場合に年間300万円を3年間、本部が支援する制度を始めた。さらに独自の「東京大学卓越研究員制度」で部局が「任期な
【津】三重交通グループホールディングスは2020年6月の開業を目指し、名古屋市中村区の名駅地区にあるオフィスビル「名古屋三交ビル」を建て替え、賃貸オフィス、ビジ...
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