日本中で新型コロナウイルスの感染が拡大し、東京だけでも1日に100人以上の感染者が確認されている。感染拡大の収束に向け、どう行動すれば良いのか。統計学を使い感染拡大の抑止に関する研究をする横浜市立大学の佐藤彰洋教授に電話インタビューした。(飯田真美子) (総合1参照) ―感染拡大の現状をどう見ていますか。 「シミュレーションから4月10日にも国内の感染者が5000人を超える結果が得られた。全国の感染症に対応できる医療機関のベッド数は約5000台。このまま感染者が増えれば医療崩壊につながる。新型コロナの潜伏期間は約2週間。4月10日から逆算して3月26日に対策をしていれば、事態を防げた可能性があった」 ―緊急事態宣言の発令が迫っています。 「発令されても生活は今とはまったく変わらないだろう。政府は個人の行動を全て規制できないため、外出する人はいる。症状の有無に関わらず、新型コロナは誰が感染し
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