発達障害の人が見ている世界を想像できれば職場でのコミュニケーションも変わってくる:ITmedia エグゼクティブ勉強会リポート(2/2 ページ) 岩瀬氏は、「ADHDのタイプで、不注意優勢型は女性に多く、混合型が約60%です。多動症同性優勢型は、高学年で半数が寛解するといわれています。多動衝動性に関しては、“待つ”という戦略が必要です。ADHDは、割合が高く、米国で7~9%、日本で5~7%です。このうち60%が大人まで症状が継続します」と話す。 不注意に関する考え方として、定型と同じ行動を身につけるにはどうすればよいかという発想では失敗することが多い。特性的にできないことがあることから、できる範囲でついていこうとする。特性の中で必死に生きる方法を探った結果、カモフラージュするので、それを認めて一緒に考えることが必要になる。 岩瀬氏は、「脳に刺激を与えながらだと集中しやすいことが分かっている