情報処理における全国のエキスパートが一堂に会したリクルート主催の「春の情報処理祭」。HPC(High Performance Computing)研究分野の専門家である、京都大学の中島浩教授は、HPCの役割や速さの秘密について説明するとともに、HPCがビジネス全体にもたらす影響を語ります。コンピュータの性能を生かすために知っておくべき、HPCの基礎知識とは?(春の情報処理祭in京都より) ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)とは 中島浩氏:(BGM「Let It Be」を流しながら登場)さすがにビートルズの「Let It Be」ぐらいは知っているかな。皆さんが生まれるずいぶん前の歌ですけれども。 『アナ雪(アナと雪の女王)』というのがあって、あっちは「Let It Go」なんですね。こっちは「Let It Be」で、何が違うのか。英語のニュアンスはほとんど同じなんですけれども「L
パソコンからスーパーコンピューターまで,現在のコンピューターはどれも,計算を実行する部分とプログラムやデータを保持する記憶部分が別になっており,両者間で情報を出し入れするのに多大なエネルギーと時間をかけている。これに対し,人間の脳細胞と同様に,演算と記憶を物理的に同じ素子で実行しようというのが「メムコンピューター」の考え方だ。現在,記憶と演算の両方をこなす素子がいくつかできている。メモリスタやメムキャパシタ,メムインダクタと呼ばれる素子で,それぞれ従来の抵抗器とコンデンサー,コイルに対応する。これらを使うと演算速度と効率が飛躍的に向上するほか,計算手法そのものが革新する可能性がある。 【関連動画】著者がメムコンピューターについて解説したもの 著者Massimiliano Di Ventra / Yuriy V. Pershin ディベントラはカリフォルニア大学サンディエゴ校物理学科の教授。
SF > SF 創元SF文庫 判型:文庫判 ページ数:266ページ 初版:2015年5月29日 ISBN:978-4-488-69622-1 Cコード:C0197 文庫コード:SF-テ-1-22 装画・装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。 20年以上続いた第1次核戦争が終結したのち、人類は世界連邦政府を樹立し、重要事項の決定を巨大コンピュータ〈ヴァルカン3号〉に委ねた。極秘とされるその設置場所を知るのは統轄弁務官ディルただ一人。だが、こうした体制に反対するフィールズ大師は〈癒しの道〉教団を率いて政府組織に叛旗を翻した。ディルは早々に大師の一人娘を管理下に置くが……。ディック最後の本邦初訳長編SF! 解説=牧眞司
BlueGene系列についてはまたそのうち触れるので、スーパーコンピューターの系譜は再びASC系列に戻る。記念すべき連載300回を迎える今回は、ASCI Qの置き換えのためにIBMが開発したRoadRunnerだ。 ノード数も動作周波数も限界 後継機作りに立ちふさがる壁 なんだかんだ言いつつ、地球シミュレータとBlueGene/Lという2製品の成功は、ASC系列を考える上で大きな課題を残した。 まず1つ目は、ノード間接続のレイテンシーの問題である。ASCI系列だけを見ていれば、SMP(Symmetric Multiprocessing:対称型マルチプロセッシング)+クラスターという方式がダメと思いそうだが、地球シミュレータも初代システムは640ノードを1段のクロスバーでつないだ巨大なSMP+クラスター構成である。 それにもかかわらず、この地球シミュレータが高い性能を発揮した理由の1つは、そ
10年後、ドアの鍵開けや調理器具の操作、自動車の運転方法、照明のオンオフはどうやって操作しているのか。エンジニアや技術専門家の会員を擁するIEEEの会員の考えを聞いてみると……。 エンジニアや技術専門家は、IoT(モノのインターネット)の利用シーンについてどんな見方をしているのか――。4月20日、IEEE(アイ・トリプル・イー)が、IoTに関する調査結果を発表した。 IEEEは、160カ国40万人以上(日本国内のIEEE会員数は約1万4000人)のエンジニアや技術専門家の会員を擁する非営利団体。今回の調査ではIEEEの会員に「10年後の玄関ドアの開錠方法」「10年後の調理器具の制御方法」「照明の望ましい制御方法」について質問し、その結果をまとめている。 10年後の玄関ドアの開錠方法については、回答者の35%が、「思考による制御」を最も望ましい方法として選んでいる。この回答は、生体認証、網膜
「Pixie Dust」落合陽一さんインタビュー:IoTはもう古い。ポスト「モノ」時代の魔法とは?2015.04.20 21:0017,253 ギズモードが追いかけてきた彼の超ユニークな作品。常にメディアアートの視点に立ちながら、その技術・アイディアはまさに最先端です。 そんな落合さん、今月、東京大学大学院を早期修了(飛び級で卒業)して、5月から筑波大で助教として研究室を始めるのだそう。彼の博士論文のテーマは「物理場をコンピュータで操る」。その手法のひとつだったスピーカー技術が今年のSXSWで注目を集め、共同研究者の星貴之さん、デザイナーの田子學さんとともにPixie Dust Technologiesを設立、プロダクトとしてリリースすることになったんです。 どうしてこのプロダクトを実用化しようと思ったのか、落合さんに聞いてみるとこんな答えが。 「小さいころ、まだ珍しかったコンピュータで、
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