日本で、人工知能の導入に取り組んでいる企業(検討段階含む)が10.6%であるのに対して、米国では30.1%と約3倍の開きがあります。日本では「人工知能? なんかスゴいらしいねぇ」と捉えている人が多いのが現状だと思われます。 では、導入に取り組み始めている人たちの職場では、人工知能にどのような役割を期待しているのでしょうか。以下の結果をご覧ください。 労働力の補完や生産性向上など、日米で差が出た項目は複数ありますが、私が注目したのは、「これまでに存在しなかった新しい価値をもった業務を創出する」という項目で日本が比較的高い点です。「人工知能で一山当てたい」というもくろみのようなものを感じます。 “人工知能とは何か”がよく分からないから、何ができるのかも分からない。だからこそ、数々の制約や特有の問題にまで考えが及ばず、「何か新しいことができそう!」という夢を抱くビジネスマンが多くいるのかもしれま