世界最大の輸送機の生産で知られる、伝説的なソ連のアントノフ設計局(現在はウクライナのアントーノウ記念航空科学技術複合体〈ANTK アントーノウ〉)は、ロシアとウクライナの関係の緊張のあおりで、生産が激減している。こうした状況を受けて、ウクライナ政府は、アントノフ社を解散することに決めた。 アントノフの将来はまだ明らかではないが、エンジニアは、別の会社に移ることを約束されている。ロシアNOWは、ソ連の歴史の一部をなす、同社の最大の業績を振り返りたい。 An-6、南極観測基地、1967年=G. コポソフ/ロシア通信 この伝説のソ連の航空機設計局は、1946年の第二次世界大戦終了直後にシベリアで設立され、1952年にはキエフに移された。 オレグ・アントノフ、1974年=ワシーリー・マリセフ/ロシア通信 ソ連の航空機設計者、オレグ・アントノフが、設計局の最初の主任設計者であった。彼が1984年に死
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