近年採用が進んでいるサービス管理システムsystemdだが、systemdには特定条件で大量の冗長なデバッグメッセージをdmesgに出力するという問題があり、カーネルのブートパラメータに「debug」という文字列が含まれていると、この影響でシステムがブートしなくなるという。そのためこの問題をLinuxカーネル側で修正しようという提案が出たのだが、これに対しTorvalds氏が例のごとく罵りながら拒否する事態になっている模様(江添亮氏のBlog記事)。 systemdは、/proc/cmdlineをパースし、その中で"debug"という文字列を発見した場合に大量の冗長なデバッグメッセージをdmsegに出力するということが問題の発端であるが、systemdの開発者であるKay Sievers氏はこれは仕様であり修正するつもりはないと発言。そのためそれをカーネル側で回避するパッチがLinux K