幅広い世代で見かけるようになった腕時計型の情報端末、スマートウォッチ。時間を確認するだけのために装着している、という人は少ないのではないでしょうか。 2021年度の販売台数は300万台を超え、5年間で3倍に増加したとの推計もあります。いまでは、心拍数や血中酸素飽和度など、人の体の状態を計測できるものも登場し、その種類も様々です。 こうしたデータをもとに、死後、長期間たっている遺体の死亡日時を割り出したケースも。ある警察幹部は「異例だ」といいます。 活用が広がる現場を取材しました。 (神戸放送局 記者 井出瑞葉) 行方不明から1か月 運び込まれた遺体 犯罪や事故などに巻き込まれた遺体の鑑定や死因の究明にあたる神戸大学の法医学教室では、多いときには毎月50件の解剖を受け入れています。 ある日、運び込まれたのは、亡くなってからしばらくが経過したとみられる30代の男性の遺体です。職場に向かうために
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