Travis CIが出た時から、当社はビルドにおける安定性と信頼性の提供を第一にしてきました。しかし、常に期待に応えてこられたとは言えません。ネットワークの問題や、ビルドのキャパシティが不十分で(オープンソースプロジェクトに対して)ビルド開始までに時間がかかる、ビルド環境におけるCPUやメモリのリソースに制限がある、オープンソースプロジェクトに対応するキャッシュがないなどの問題がありました。また、現在当社で使っている大部分のLinuxのスタックはプライベートクラウド上で動作するため、要求してからキャパシティに空きができるのを待つというプロセスを経なければならなりませんでした。そのため、キャパシティを増やすという課題もありました。 今回ご紹介するのは、このような課題に対応した新たなビルド・インフラストラクチャです。これからは、プライベートやオープンソースのリポジトリにもお使いいただけます。