前回の「ActionMailerのSMTP設定、テンプレートで送信&ActiveModelの基本的な使い方とバリデーション」までで、Railsアプリケーション開発の主要な部分は説明が終わり、そろそろ本連載も終わりが見えてきました。今回はアプリケーションの国際化とRailsのセッティングについて解説します。 Railsではビューに記載する文字列やコントローラーやモデルの各種メッセージをユーザーの使用言語に応じて切り替える機能が用意されています。この機能は多言語に対応させるためだけのものではありません。モデルや属性の表現をビューごとに書くのではなく一元管理するためのものでもあるので、変更に強い開発をサポートします。 またRailsのセッティングでは、これまでほとんどデフォルトで使っていた設定を読み解き、Railsの機能について整理します。ステージングやプロダクション環境を作るときには頭に入れて