新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、菅義偉首相が連日のように会食を続けている。 【図解】内閣支持率の推移 有識者と面会を重ねて意見を参考にするのが首相のスタイルだが、中には政府の新型コロナ対策分科会が呼び掛けた「少人数」開催などに反するケースもあり、与野党から苦言が出ている。 首相は14日夜、青木拡憲AOKIホールディングス会長ら約15人と飲食を交えて東京・紀尾井町のホテルで懇談。この日は、銀座のステーキ店にも顔を出し、自民党の二階俊博幹事長、プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長、俳優の杉良太郎氏ら7人との「忘年会」(杉氏)に臨んだ。 分科会は11日、年末年始の忘年会・新年会について「なるべく普段から一緒にいる人と少人数で」と提言。「大人数、例えば5人以上の飲食は感染リスクが高まる」と注意を促した。さらに、東京などが該当するとみているステージ3相当地域では、大人数の忘年会は見送るよう求