JR東海は、3月18日のダイヤ改定に合わせて、東海道新幹線「のぞみ」を新横浜駅始発で初めて運行する。相模鉄道(横浜市)と東急電鉄(東京都)の新線「相鉄・東急直通線」の開業によって新横浜駅の利用増を見込んでおり、臨時列車として月に平均10本ほど走らせる予定だ。 臨時列車は定期列車と異なり、需要に応じて運転本数が期間ごとに異なる。JR東海によると、月曜日と土曜日を中心に新横浜始発(午前6時3分発)を設定。週末を自宅で過ごし朝一番で出社する単身赴任者や、旅行者の利用増を狙う。新横浜始発は、現在の品川駅始発と比べて名古屋駅、新大阪駅にそれぞれ9~10分早く到着するという。 臨時列車の運転期間は6月30日までだが、「7月以降も利用に応じて継続を検討していく」としている。(小川崇)