ファイルを選択してSPACEキーを押せば内容をプレビューできる「Quick Look」。アプリケーションを起動する必要がないぶん単純かつ迅速、対応アプリケーションを考える必要すらないことがポイントだ。WindowsやLinuxでも類似の機能を実現しようという開発プロジェクトがあるほどだから、その利便性は折り紙付きと言っていい。 当コラムでも何度か取りあげているそのQuick Lookだが、システムレベルで支えられているからこそ実現できる機能という点は忘れられがちだ。システムのバックグラウンドではサーバ(quicklookd)が稼働し、クライアントたるFinderからの依頼を受け付ける。描画可能な場合(対応するプラグインが存在する場合)は処理を委ねて描画に至るという流れだ。つまり、プラグインの数次第でQuick Lookが対応する文書は増える。 一方、プラグインは事実上「お任せ」に近い。プラ