第3章では、最も一般的なユースケースとして、Puppeteerを使ったE2E(end to end)テストの実現方法を解説します。 なお、本章で扱うテストサイトには、ブラウザ自動化が必要となるSPA(Single Page Application)を使用します。しかしもちろん、SPAではないサイトでも同様にテストできます。 テスト対象の環境を構築する まずはじめに、テスト対象となるサイトを構築する必要があります。今回は、Meteorを使った初期状態のサイトを、テスト対象として使用します。 Meteorとは、フロントエンドもバックエンドもすべてJavaScriptで記述できる、リアルタイム通信に特化したSPAのフレームワークです。現在最も人気のあるフレームワークではありませんが、今回は簡易的にSPAを構築できるという理由で選択しました。 テストサイトを立ち上げる Meteorのインストール方