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ブックマーク / xtech.nikkei.com (75)

  • 片山さつき議員の「システムは数カ月でできる」発言に思う

    6月29日金曜日の深夜,テレビ朝日で「朝まで生テレビ」が放送された。与野党の国会議員が出席し,国民年金に関して意見を戦わせていた。 その番組を見ていた筆者は,片山さつき衆議院議員の発言に,思わず起き上がって映し出されている画面を注視した。片山氏は「(新しい年金システムは)数カ月でできる」と発言したのだ。筆者は「どうやったら数カ月でできるのか説明してください」と画面に向かって叫びそうになった。 同時に,筆者は片山氏の「数カ月でできる発言」には何かの根拠があるのではないか,と考え始めた。国会議員,それも自由民主党広報部副部長兼広報局長としての発言だから,さすがにまるっきり根拠や確信のないことは言わないだろう,と考えたからだ。 テレビに映し出された片山氏の発言はそこで終わったのだが,隣席の出席者から小声で訪ねられたのだろう,小さな声で「マイクロソフトの…」という片山氏の私語が短い時間流れた。

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    oquno
    oquno 2007/07/09
  • 多様性を失った組織(前編)天才とは何か?:ITpro

    天才数学者ガロアは21才のとき,女性問題が原因で決闘し,死んだと言われています。彼の数学の業績は時代を超越し過ぎていて,死後15年経ってやっと時代が彼に追いつき,世界は彼の業績を理解できたのです。ガロア理論は現代数学に繋がる群論や体論という抽象代数学と言われるもので,相対性理論や量子力学を含め,現代科学の多くの分野における数学的基礎体系を構成しています。しかし,彼が生きていた間は全く評価されることはなかったのです。 ガロアは自分の天才的頭脳を知っていたでしょうか?人は世界を切り取って自分の脳に射影し,「自分の認知世界」を構築します。その認知世界こそが,彼にとっての世界の実体です。この認知世界に自分の脳はありませんから,頭が良いとか悪いとかを自分で感じることはできません。頭の良し悪しは,他の人との比較でわかることです。 彼は高校生の時,大学数学科の学生が2年間で履修する幾何学の教科書を,たっ

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    oquno 2007/06/30
  • iPodにLinuxやROCKboxなどのオープンソースOSをインストールするサービス,OSJが開始

    オープンソース・ジャパン(OSJ)は6月28日,iPodにLinuxやROCKboxなどのオープンソースOSをインストールするサービスを開始した。オリジナルのファームウェアと合わせ3種類の環境を起動できる。またプレインストール・モデルやデジタル出力を可能にした改造モデルも販売する。 iPodLinuxはiPod上で稼動するLinuxで,ゲームなどを動かすことができる。ROCKboxは音楽再生に重点をおいたOSで,iTunesで取り込んだ楽曲ファイルをそのまま利用し,細かな音質設定などを行うことができる。 対象となるiPodは第5世代および第5.5世代。価格は税込み1万4700円で,送料は送付時は顧客負担,返却時はOSJが負担する。画面に表示する画像を設定するオプション・サービスは税込み1050円。 プレインストール・モデルはiPod 30GB(ホワイトまたはブラック)が税込み4万2000円

    iPodにLinuxやROCKboxなどのオープンソースOSをインストールするサービス,OSJが開始
  • 筑波大がIT人材育成の成果発表会を開催,2カ月で課題抽出から提案書策定までを実施

    「わずか2カ月強の教育で,ここまでできるとは。文科省の“先導的ITスペシャリスト育成プログラム”は,意外に成果が出るかも知れない」---。そう思わされたのが,筑波大学のシステム情報工学研究科(大学院)が今年度から同プログラムの中で実施しているPBLプロジェクトに基づく学習)の成果発表会だ。 6月に開かれた発表会では,学生4~5人で編成したチームが,(1)大学の書籍部(書店)向けの商品管理システム,(2)同Web注文システム,(3)学生個人の情報管理システム,(4)民間企業向けの生産管理システム,に関して,各々20分間で課題抽出やそれに基づくシステム要件,具体的なシステム・イメージなどをプレゼンした(写真)。 驚いたのは,どのプレゼンもきちんとツボを押さえたものになっていたこと。例えば,書籍部向けの商品管理システムのチームはまず,「学生数や学生が購入するの数が減っていないにもかかわらず,

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  • 「+Lhaca」の修正版がリリース、ウイルスが狙うぜい弱性を解消

    ファイル圧縮・解凍ソフト「+Lhaca(ラカ)」の作者である村山富男氏は2007年6月26日、ぜい弱性を修正した「+Lhaca 1.2x系デラックス版」の新版「Lhaca121.exe」を公開した。 セキュリティベンダーの米シマンテックは6月25日(米国時間)、日国内で広く使われているLhaca(+Lhaca)に、未修正のぜい弱性が見つかったことを明らかにした。このぜい弱性を悪用するウイルス(悪質なプログラム)が確認されたことで、ぜい弱性の存在が明らかになった。 ウイルスはLZH形式(.lzh)ファイル。Lhacaで読み込むと、ファイルに仕込まれたプログラムがぜい弱性を突いて勝手に動き出し、パソコンを乗っ取る。同時に、ユーザーの目を欺くために、ダミーのファイルをLhacaに展開させる。その結果、パソコン上には、一太郎形式の文書ファイルが生成されるという。 同社では、日語版Windows

    「+Lhaca」の修正版がリリース、ウイルスが狙うぜい弱性を解消
  • まつもとゆきひろ×結城浩,Rubyを語る - 特別対談:ITpro

    結城浩 (ゆうき ひろし) JavaPerlなどの書籍でおなじみの著者。 最新刊は「数学ガール」。 このイラストは結城浩さん書き下ろしのもの。 http://www.hyuki.com/ 日経ソフトウエア2007年8月号,特集のテーマはプログラミング言語のRubyです。「Ruby大作戦」と題した特集の中で,Ruby作者のまつもとゆきひろ氏と,JavaPerlの書籍や誌連載の執筆,Web上での活動で著名な結城浩氏の対談を設けました。以下は,日経ソフトウエア2007年8月号に掲載した対談の全内容です。ぜひお楽しみください。なお,この対談では,お二人のファンで日経ソフトウエア特集「Ruby大作戦」のPart5にも寄稿いただいた松岡浩平氏にも同席していただきました。この対談でRubyに興味を持たれた方は,ぜひ日経ソフトウエア2007年8月号をお読みください。 はじめてのRuby ――結城さ

    まつもとゆきひろ×結城浩,Rubyを語る - 特別対談:ITpro
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    oquno 2007/06/23
  • 「外付け地デジチューナーを1台5000円に」、Dpa新理事長が抱負を語る

    地デジ推進大使を努めていた丸川珠代氏が参院選に出馬することに伴い、丸川氏の後任としてテレビ朝日の野村真季アナウンサー(左から3人目)が着任することになった デジタル放送推進協会(Dpa)は2007年6月13日、総会を開き、新理事長として日テレビ放送網代表取締役相談役である間部耕苹氏を選出したと発表した。任期は2年。Dpaは地上デジタル放送やBSデジタル放送の普及促進を目的とする社団法人。4月1日に地上デジタル推進協会とBSデジタル推進協会が統合して誕生した。 就任に当たって間部氏は、「“戦うDpa”をキャッチフレーズに、デジタル放送のより一層の普及に努めたい。2011年7月24日にアナログ放送が終了することをきちんと理解いただいているのは、まだ全視聴者の60.4%。まずはこれを100%にする」とあいさつ。タレントの草なぎ剛氏や、女性アナウンサー6名で構成する地デジ推進大使らによるテレビ

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    oquno 2007/06/17
  • 「今後利用したいベンダー」首位はレッドハット,2位はアップル,3位ウィルコム,“孤軍奮闘”組に高い支持

    「今後利用したいベンダー」首位はレッドハット,2位はアップル,3位ウィルコム,“孤軍奮闘”組に高い支持 2007年4月調査:主要ベンダーに対する利用意向 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に行った2007年4月調査では,情報通信製品/サービス・ベンダーとシステム・インテグレーター(SIer)の主要企業について,その企業に対する利用意向を聞いた。今日の記事ではベンダー編,明日13日の記事ではSIer編の結果を紹介する。 対象ベンダーのビジネス領域に対して「職務上接点がある」としている回答者に,現在そのベンダーの製品を使っているかどうかを問わず,「今後利用したい」と感じているかどうかを聞いた。首位は27.5%の支持を得たレッドハット,2位は25.6%でアップルジャパン,3位は23.0%でウィルコム。LinuxMac OS

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  • Palmの“スマートフォン・コンパニオン”「Foleo」は傑作か失敗作か

    PDAおよびスマートフォンのパイオニアである米Palmは5月最終週,カリフォルニア州カールズバッドで開催されたカンファレンスD:All Things Digitalにおいて,最新型デバイスとして小型ラップトップ・パソコンと似た形の携帯用コンピュータ「Foleo」を発表した。Palmが“スマートフォン・コンパニオン”と呼ぶFoleoは,同社にとって終焉の始まりなのか,それとも全面的な好転の瞬間なのだろうか(関連記事:Palm,スマートフォンと連携するモバイル・コンパニオン「Foleo」を発表)。 Palm創設者のJeff Hawkins氏は「スマートフォンが地球上で最も普及するパーソナル・コンピュータになり,最終的にデスクトップ・パソコンで実行可能な処理はすべて行えるようになる」と述べる。「ただし,大きな画面とフルサイズのキーボードが必要な場面はよくある。スマートフォンが小さくなるほど,必要

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    oquno 2007/06/05
  • P2P動画配信の「Joost」が台風の目に:ITpro

    3月に米Googleと同社傘下のYouTubeを著作権侵害で訴えた米Viacom。テレビ局の「CBS」や映画会社の「Paramount Pictures」,音楽テレビ局の「MTV Networks」などを傘下に持つViacomが,インターネット動画配信に否定的だと考えるのは早計だ。むしろViacomは,YouTubeを見捨てて,別のパートナーに賭けたのではないだろうか。そのパートナーは,ルクセンブルグのJoostだ。 Skypeを創立したNiklas Zennstrom氏とJanus Friis氏が始めた「Joost」は,ピアツーピア(P2P)の動画配信システムである。筆者は4月に米国サンフランシスコで開催された「Web 2.0 Expo」でJoostのデモを初めて見たが,その可能性に大いに驚いた(関連記事:【Web 2.0 Expo】オープンソースのP2P映像配信システム「Joost」を

    P2P動画配信の「Joost」が台風の目に:ITpro
  • 創作者団体協議会,著作権関連の法制度の見直しに関する提言を公表

    文芸家協会や日音楽著作権協会(JASRAC)など17団体が参加する「著作権問題を考える創作者団体協議会」は2007年5月16日,著作権関連の法制度の見直しに関する提言を公表した。今回の提言には,財界関係者などが経済財政諮問会議で提案した「デジタル・コンテンツ流通促進法制」といった著作権関連の新たな法制度の構想には著作物の安易な流通を主張しているものが多いため,これらの法制度を検討する際には著作権や著作隣接権の権利保護に十分に配慮すべきという主張が盛り込まれた。 創作者団体協議会は今回の提言を,著作権法を所管する文化庁に2007年5月17日に伝える予定だ。文化庁への働きかけを通じて,現行の著作権法が著作物の流通を妨げていると主張する勢力をけん制することを狙っているようだ。

    創作者団体協議会,著作権関連の法制度の見直しに関する提言を公表
  • 【Web 2.0 Expo】オープンソースのP2P映像配信システム「Joost」を披露:ITpro

    「Skype」の共同創立者が始めたピアツーピア(P2P)の映像配信システム「Joost」(運営はルクセンブルグJoost)。Joostの取締役であるDirk-Willem van Gulik氏(写真1)は,4月18日(米国時間)にサンフランシスコで開催された「Web 2.0 Expo」の基調講演で,「JoostはP2Pのテレビだ」と述べ,様々なデモを披露した。 JoostはSkypeを創立したNiklas Zennstrom氏とJanus Friis氏が始めたサービスで,コンテンツ提供に関して「MTV Networks」や「BET Networks」,「Paramount Pictures」などを傘下に持つ米Viacomと提携していることで知られている(関連記事:ViacomがSkype設立者の映像配信サービス「Joost」にコンテンツ提供)。クライアント・プログラムはオープンソースとして

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  • 「Ruby開発者との交流も魅力」,松江市が「8年間家賃半額」でIT企業を誘致

    島根県松江市は2007年4月から,家賃の半額を8年間補助するIT企業(情報サービス業)を誘致する制度を開始した。同市は市内に在住するまつもとゆきひろ氏が開発したRubyを核に産業振興を図る「Ruby City Matsue プロジェクト」を進めている(関連記事「オンリーワンが人の心に火をつける」---松江市長 松浦正敬氏がRuby City Matsueプロジェクトを語る)。松江市では「Rubyを使いこなす技術力のある企業に応募してほしい」と話している。 同制度による補助金の名称は「松江市情報サービス産業等立地促進補助金」。20万円を限度に,オフィスの賃料の半額を補助金として交付する。期間は補助金交付決定のあった日から8年間分。自治体による賃料補助で,8年間の長期におよぶものは珍しいという。 対象となる情報サービス産業などとは,具体的には「ソフトウエアの開発,ハードウエア,ネットワークを含

    「Ruby開発者との交流も魅力」,松江市が「8年間家賃半額」でIT企業を誘致
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    oquno 2007/04/20
  • 地域SNSの平均会員数は541人、総務省が調査結果を公表

    総務省は4月19日、「地域SNSの活用状況等に関する調査」の実施結果を公表した。調査主体は財団法人地方自治情報センター(LASDEC)。調査期間は2006年12月から2007年1月。地域SNSと思われる174サイトに調査票を送付、67件から回答があった。 調査によると、地域SNSの運営主体は民間企業が最も多く46.3%、ついで行政(19.4%)、NPO・市民活動団体(10.4%)だった。会員数の平均は541.4人。500人以上という地域SNSが3分の1を超える一方、100人未満という回答も34.8%あった。開設コミュニティの数は半数以上が50個未満。また、行政が主催するコミュニティがある地域SNSは11個だった。 行政情報を掲載している地域SNSは40.3%。地域SNSが行政に期待することとしては、「行政の広報誌やホームページなどでの地域SNSの紹介、リンク」(61.1%)、「行政情報の提

    地域SNSの平均会員数は541人、総務省が調査結果を公表
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    oquno 2007/04/20
  • 「データ大洪水でWebが悲鳴」米IIA警告:ITpro

    ブロードバンドの普及を促進する団体Internet Innovation Alliance(IIA)は米国時間4月18日,インターネットのキャパシティが限界に近づいているとして,その対応を呼びかけた。IIAによれば,インターネットは,ビデオやダウンロードといった帯域幅を多用する用途が急増しているため,データの大洪水が発生しているという。適切に管理しなければ,インターネットの帯域幅に負担をかけ,既存の新しいアプリケーションの普及を妨げる可能性があるとしている。 IIAの共同会長を務めるLarry Irving氏によれば,ブロードバンドへの負担とこの大規模なデータの大洪水は“Exaflood”と呼ばれており,この問題は深刻化する一方だが,今のうちに必要な措置を講じてネットワークを拡大すれば対応できるとしている。 米IDCの調査によれば,2007年に世界中で作成されたネットの情報量は,初めて利用

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    oquno 2007/04/19
  • Winnyネットワークはやっぱり真っ黒,NTTコミュニケーションズの小山氏に聞く:ITpro

    ボットネット研究で知られるNTTコミュニケーションズの小山覚氏。小山氏の新しい研究対象は「Winnyネットワークの実態」だ。小山氏は「悪意のある人物がワームを撒き散らしているWinnyネットワークは『真っ黒』としか言いようがない」と指摘する。小山氏にWinnyネットワークに関する最新事情を聞いた(聞き手は中田 敦=ITpro)。 小山さんは最近,Winnyネットワークの調査を始められているそうですね。 これは,4月25日の「RSA Conference 2007」で話そうと思っていた内容なのですが,私が出るセッションは,ラックの新井悠さん,JPCERTの伊藤友里恵さん,マイクロソフトの奥天陽司さんというセキュリティ界の論客が揃ったパネル・ディスカッションなので(モデレータは日経パソコン副編集長の勝村幸博),私だけが長い時間発表するのは無理そうです(笑)。そこで,今回のインタビューで全部お話

    Winnyネットワークはやっぱり真っ黒,NTTコミュニケーションズの小山氏に聞く:ITpro
  • 慶大がキャンパス内でワンセグ限定配信,学生自らがコンテンツ作成

    写真1●慶大日吉キャンパスで実施中のエリア限定のワンセグ放送実験。キャンパス内のお役立ち情報などを配信している。番組は学生が作成した。 慶応義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構は4月16日から20日にかけて,同大学の日吉キャンパス内にてエリア限定のワンセグ放送実験を実施中だ(写真1)。 日吉キャンパスの中庭と堂付近に設置したアンテナ(写真2)から,半径約100メートル範囲内にワンセグ端末向けの放送番組を配信する仕組み。実験に当たっては総務省の関東総合通信局から実験局免許を得た。電波の出力は約1ミリワット程度。システムは,同大学と日立製作所,エリアポータルが協力してシステムを構築した。 放送番組は同大学経済学部の武山研究室に所属する学生が中心となって作成した。図書館の使い方などの情報系コンテンツのほか,同大学の“トリビア情報”を取り扱ったバラエティ色豊かな番組などもそろえている

    慶大がキャンパス内でワンセグ限定配信,学生自らがコンテンツ作成
  • 早稲田大学のWebサイトがフィッシングに悪用される

    早稲田大学のある研究室のWebサイトに、フィッシング詐欺目的の偽サイトが構築されていたことが、2007年3月19日に明らかとなった。現在では、偽サイトは削除されている。 偽サイトは、米国のWells Fargo銀行をかたるもの(図1)。同銀行のログイン画面に見せかけたWebページを用意し、ユーザー名やパスワードなどを入力させて盗むのが狙い。典型的なフィッシング詐欺である。詳細は不明だが、何者かに不正侵入されて、この偽サイトを構築された可能性が高い。 今回の偽サイトを発見したのは、海外のあるセキュリティベンダー。そのベンダーの情報によれば、週末にこのフィッシングサイトを見つけて早稲田大学に連絡。そして3月19日の午後4時30分ごろに、その偽サイトがオフライン状態にされて、アクセスできないように対処されたという。 しかしながら、3月20日午前10時ごろに編集部で偽サイトのURLにアクセスしたと

    早稲田大学のWebサイトがフィッシングに悪用される
  • 「Second Life」の記事が急増中,ちょっと違和感あり

    2月の後半頃から米リンデンラボが運営する仮想世界サービス「Second Life」の記事が増え始めたように思う。一般紙を含めてさまざまなメディアがSecond Lifeを扱い始めた。その影響もあってかITproで昨年12月1日に掲載した記事「話題の仮想世界『Second Life』に突入取材,そこには『小京都』もあった」のページ・ビュー(PV)がありがたいことに再び伸びている。 ログを見ると,2月19日の週からPVが徐々に増え始め,2月26日に突如かなりのPVをカウントした。どのくらい増えたのかというと,同記事が1月に記録した1日平均PVの5.7倍に達していた。何があったのかと思い調べてみると,26日の日経済新聞朝刊が「米ネット仮想都市に日企業『出店』・広告効果に期待」という記事を掲載している。どうやらこの記事の影響のようだ。その後もITproの前述の記事はPVを伸ばし続け,過去記事に

    「Second Life」の記事が急増中,ちょっと違和感あり
  • 第3回 Web 2.0で事態が悪化

    前回ではWeb 2.0の興隆とともに,JavaScriptが多用され,使用をできないようにするととたんに,Webが使い物にならなくなる現状が,脅威を生んでいることを示した。今回は,RSSといった新しい技術や,ユーザーからの情報公開といったWeb 2.0の特徴がさらに火に油を注ぐことになることを示す。 RSS,ATOMのリーダー・ソフトなど新しいアプリケーションの台頭は,ブラウザ以外にもJavaScript実行環境が増えることにほかならない。 RSSやATOMのリーダー・ソフトは来,最新情報のリストを表示するための仕組み。JavaScriptを解釈する必要はない。しかし多くが,Internet Explorerなど既存のソフトのコンポーネントを使用してリストを表示しているため,JavaScriptを解釈してしまうケースがある。 実際,無償で配布されているRSSリーダーのいくつかでXSSのぜ

    第3回 Web 2.0で事態が悪化