ニューヨーク・タイムズのトーマス・フリードマンは例の『フラット化する世界』を書いたジャーナリストですが、彼の記者としての振り出しはレバノン内戦をリポートすることでした。 彼の考え方には賛成意見もあれば反対意見もあると思うけど、一般人に中東で何が起きているかを噛み砕いて説明させれば彼の右に出る者は居ません。 そのフリードマンは今回のチュニジア、エジプト、イエメン、ヨルダンと野火のように燃え広がっている反政府デモに関してはこれまでコメントがありませんでした。 「どうしちゃったんだ?フリードマンは」 そういう読者の声に応えるかのようにフリードマンの論説がラマラから寄せられました。 以下はその抄訳: 僕はテルアビブのホテルで退役したイスラエルの将軍とインタビュー中だ。 僕が着席するなり彼は開口一番こう言った。 「どんなもんだね?我々が30年間構想してきた中東に関する考え方は一瞬にしてパアだね。」
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