【今回のまとめ】 1.これまでの決算は7割が事前予想を上回っている 2.米国の経済統計が足踏みするのは当然 3.今週は決算の1つのヤマ場 後味の悪い陰線で終わった 先週のNY市場 先週のニューヨーク市場は、7月16日(金)にS&P500指数が前日比2.9%安となり、大きな陰線で終わりました。週間ベースでは、S&P500指数は-1.2%となりました。 金曜日の下げの一因は、経済統計の結果が悪かったことにあります。 7月のミシガン大学消費者信頼感指数の結果が発表となり、市場予想の74.0に対して66.5と急激に低下したため、ダブルディップ(二番底)に対する懸念が高まりました。 さらに、ECRI(エコノミック・サイクル・リサーチ・インスティチュート=景気循環調査研究所)のリーディング・インディケーター(景気先行指数)が-9.8%となり、一段と悪化したことも話題になりました。 ECRIのリ