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ブックマーク / note.com/wakari_te (7)

  • 「オタサーの姫」はなぜサークルクラッシュを引き起こすのか|小山(狂)

    「オタサーの姫」についてみなさんはどれほどのことをご存じだろうか。 男性ばかりのオタクサークルに「紅一点」として入り込み、女性経験に乏しい男性メンバーからチヤホヤを無限に搾取し、(たいして美人でもないのに)「姫」として君臨するキモい女たち。そんな一般的なイメージを抱いてる方が大半だろう。もちろんそれは間違いではない。 しかし考えてもみてほしい。もしあなたが女性に生まれたとして、「オタサーの姫」の座に就きたいなどと気で思うだろうか。自由恋愛社会における「若い女」というのはほとんど貴族階級と等しい。にも関わらず、不可触民であるキモいオタクに囲まれる青春など貴方は求めるだろうか。もちろん「YES」と答える方は少数派だろう。せっかく女に生まれたのにオタサーに入るなど常軌を逸している。 オタサーの姫の基習性として語られるサークルクラッシュについてはさらに気違いじみている。平和に活動するオタクをわ

    「オタサーの姫」はなぜサークルクラッシュを引き起こすのか|小山(狂)
  • オープンレター騒動を簡単にまとめてみた|小山(狂)

    あまりにも色々ありすぎて何が起こってるのか追えなくなってる方も多いと思いますので、発端から現在に至るまでの簡単な流れをまとめました。 可能な限り事実関係にフォーカスを当て、筆者の個人的な意見は交えないよう注意しています。 「オープンレター」が公開されるまで歴史学者である呉座勇一氏がTwitterの鍵垢で英文学者の北村紗衣氏の悪口を言っていたことが全ての発端です。ちなみに「実際どのような悪口が言われていたか」の詳細はそれを記したWEB上の記録が次々に削除されているため現在確認がたいへん難しくなっています。 2021年3月17日ごろ、呉座勇一氏の鍵垢の発言が何者かによって北村紗衣氏にリークされました。北村紗衣氏はスクリーンショットを使って呉座勇一氏の鍵垢の発言を全体公開します。 呉座勇一氏に批判が集まり、一種の「炎上」のような状態になります。 「炎上」から間もない2021年3月20日、呉座勇一

    オープンレター騒動を簡単にまとめてみた|小山(狂)
  • 「タコピーの原罪」の虐待描写のリアリティについて|小山(狂)

    未読の方向けにストーリーを簡単に説明すると、いじめや虐待などの被害にあっている少女の元に、「ドラえもん」的なひみつ道具を持つ謎の宇宙人「タコピー」がやってきて、少女の境遇を変えようと奮闘する──というもの。 そう表現すると一見ハートフルストーリーのように思えるのですが、(最新第5話の段階では)作中の状況は悪化の一途を辿っています。 タコピーはどうやら「悪意」というものが存在しない世界からやって来た存在であるようで、「いじめ」も「虐待」も「暴力」も上手く理解することができません。100%の善意で行動してるのにも関わらず、タコピーは常に空回りし続けます。 登場するキャラクターたちも魅力的で、それぞれが(一概に邪悪とは言い切れない)切実な感情の元に動いていながら、事態はどんどん最悪の方向に転がっていく。一種のスプラッター・コメディのような趣のある作品です。 テンポも良く、画力も秀でており、キャラ

    「タコピーの原罪」の虐待描写のリアリティについて|小山(狂)
  • 「中世化」する左派運動と「中世化」する現代社会|小山(狂)

    先日、藤田孝典さんという反貧困アクティビストの方とSNS上でちょっとしたやり取りがあった。ほんの数往復のやり取りだが、争点は「反差別運動の闘争手段として『キャンセル』のような私刑を選択することの是非」であったように思う。 「我々の私刑が怖ければ我々に従え」というメッセージ、それ気で発信してるんですか?タリバンと全く同じことしてますよ藤田さん。司法には正統性が要る。 https://t.co/CzKfiBtabp — 小山晃弘(狂) (@akihiro_koyama) August 17, 2021 我々に従え、ではなく、恐怖を心に留めておくことで、新しい規範が確立します。こうやってはいけないことなのだ、という規範です。規範ができれば、人々の行動原理に変化も起きます。 https://t.co/VI0fZbKLUo — 藤田孝典 (@fujitatakanori) August 17, 2

    「中世化」する左派運動と「中世化」する現代社会|小山(狂)
  • 「キモチワルイ」 シン・エヴァンゲリオン感想・考察|小山(狂)

    一応断っておきますが、ネタバレ全開です。 「庵野の回復ストーリー」としてのシンエヴァシン・エヴァンゲリオンとは一言で表すとどういう話だったのか。 「シン・エヴァンゲリオン」とは、ニアサードインパクト(エヴァQ)を起こしてうつ病になったシンジ(庵野)が、周りの人々に支えられて回復し、ゲンドウ率いるネルフ(旧エヴァ)と対決するお話である。 つまり、極めて個人的な庵野秀明自身の「回復の物語」が紡がれている。旧エヴァにあったような普遍的なテーマはどこにもない。ひたすらに、庵野秀明個人がみんなに支えられてうつ病から回復し、エヴァの完結編を創ってエヴァの呪縛から逃れられるようになった。それだけの話が延々と展開されている。 極言すれば、作には「エヴァンゲリオン」のキャラクターはほとんど登場しないとも言える。エヴァのキャラクターの口を借りて、庵野秀明が自分の話をつらつらと語っている。そういう作品だ。 エ

    「キモチワルイ」 シン・エヴァンゲリオン感想・考察|小山(狂)
  • なぜ女性の恋愛アドバイスを聞くと非モテになるのか|小山(狂)

    現代の恋愛工学徒・ナンパ師は 「女の恋愛アドバイスは聞くな。非モテになる」 というのが基姿勢になっている。 かつて、恋愛アドバイス市場(あるのだそういうのが)の発信者は、そのほとんどが女性に占められていた。それは女性向け市場だけではなく、男性向け市場においても変わらなかった。 ホットドッグ・プレスのような少数の例外はあれど、男性による恋愛アドバイスはいつも「童貞のたわごと」的に扱われ、上記のホットドッグ・プレスも「童貞が書いた童貞のバイブル」と揶揄され続けていた(これは昨今の恋愛工学などもあまり変わらないが)。 その風潮に変化が訪れたのはニール・シュトラウスの登場以降だろう

    なぜ女性の恋愛アドバイスを聞くと非モテになるのか|小山(狂)
  • 男性の人格においてモテ・非モテを分けるのは暴力性なのか? 【対談 rei × わかり手】|小山(狂)

    非モテ男性が非モテたる最大の所以はなんだろうか?不細工だから?貧乏だから?そして、こういった議論の際に必ず叫ばれるのは「お前がモテないのは容姿でも所得でもなく人格が悪いだけだ!」という指摘である。それが正しいか間違ってるかは別として、人格がモテに対して大きな影響を与えていること自体は事実だと思う。 しかし、具体的にはどのような人格がモテるのだろうか? (中略) 結論から言えば男性の人格においてモテ・非モテを別けるのは「暴力性」である。 (引用:「お前が非モテなのは顔でも金のせいでもなく人格のせい!」←では逆にモテる人格とは?) このnoteは、twitter論壇を騒がせた

    男性の人格においてモテ・非モテを分けるのは暴力性なのか? 【対談 rei × わかり手】|小山(狂)
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