小中学校の帰り道。 わざわざ時間をかけて、寄り道をしながら家を目指すのが好きだった。 ちょろっと公園に立ち寄り、ベンチにランドセル・鞄をほっぽり投げて、遊具でキャッキャウフフするような。友達の家に行くとか、他に遊ぶ予定がある場合は全力ダッシュで帰っていたけれど、それがないときはぶらぶらと。 自由気ままに、公園でくっちゃべりながら遊ぶとか、裏山に登って秘密基地っぽいものを作ってみるだとか。小学生のときは動きまわってたけれど、中学に入ってからは「立ち話」的なものが大半だったかな? だけど、それも高校生くらいになるとなくなってしまった。というか、自分から避けるようになった気がする。大学でも、部室でダラダラと過ごしはしても、帰るときは1人でとっとこ帰っていた記憶が。他の友人はなるべく誰かと帰ろうとしていたけれど。 別に集団行動が嫌いなわけじゃないし、友達とどこかに遊びに行くのは楽しい。その道すがら