真っ白な衣装に身を包んだ茶師と、絵画のようなお菓子のプレート。そして、茶師の手によって丁寧に淹れられたお茶の香り。 まるで東京の一流ホテルで出されるアフタヌーンティーのようなラグジュアリーな空間が、突如佐賀県の嬉野(うれしの)の地ではじまったのは2016年のこと。 毎年老舗旅館が廃業していく温泉街で、「嬉野の歴史と精神性を洗練されたイメージで伝えよう」と立ち上がった旅館のご主人と茶農家さん。 嬉野ならではの資産である「嬉野茶」「肥前吉田焼」「温泉」を季節ごとにアレンジし、プレゼンするプロジェクトがはじまりました。 それが、四季折々でテーマを変え、嬉野の表情を体現する「嬉野茶時(うれしのちゃどき)」。 そして、私(最所あさみ)と編集部が訪れたのが、嬉野茶時の新企画である「嬉野茶と菓子の究極のマリアージュを提案する食事会『一茶一菓(いっちゃいっか)』」です。 まるでそこだけ時間を止めた竜宮城の
【北海道下川町】がノマド仕事に最適な理由5つ〜「場所にとらわれない働き方」を7日間実践してきた〜 一人ひとりが歴史を紡ぐ風を生む【北海道下川町】特集、暮らしながら始めます。 「灯台もと暮らし」の運営を始めて以降、私(編集長・伊佐)は自分をはじめ、編集部員の価値観が大きく変わってきていることを感じています。 鮮明に覚えていることのひとつは、林業が「もしかしたら自分は、もういないかもしれないくらい先の未来」に向けた仕事であるという事実。 1本の木を植えてからそれが商材として成り立つまでには、なんと60年ほどの月日がかかるのだそう。それは、「今日・明日の締め切り」をつねに意識して生きている私には、当初想像できない時間の捉え方でした。 またそれを生業とする街、たとえば北海道・下川町という人口3,400名の小さな町に、私が大好きな女性編集者ちゃん(立花実咲といいます)が「移住してきます」と言って出か
「ベトナム・ホーチミンを訪れるなら、必ず『Pizza 4P’s(ピザ フォーピース)』に寄りなさい」 そう私(書き手:伊佐)に告げたのは、1人や2人ではありません。「Pizza 4P’s」は、元サイバーエージェント勤務の夫妻が、ホーチミンへ移住して2011年に立ち上げた飲食店。 「Pizza 4P’s」の人気は今やベトナム国内にとどまりません。 ピザの美味しさやスタッフの笑顔や対応の気持ちよさ、店舗のデザイン性。さらには、これまでベトナムで生産されていなかったチーズの自社生産、国内の有機栽培農家と組んでフレッシュな野菜を使うなど、コンセプトや食材へのこだわりが評判を呼び、現在は「NY TIMES」や「BBC」などの取材をはじめ、「Monocle 世界のベストレストラン50」に選出されるなど、日に日に注目度と各国からの愛され度を増しています。 普段、インタビュー等でスポットライトが当たるのは
「旅をしながら働くひとを増やすこと」が今のミッション。旅するライター・古性のち【場所にとらわれない働き方】 さぁ、これからどうやって生きていく?【場所にとらわれない働き方】特集、はじめます! シェムリアップからきた伊佐さんと合流でけたーーーー!わーいわーい新鮮。 宿が可愛い。やばい。やば可愛い。 これから夜の街に繰り出す(=´∀`)! pic.twitter.com/KNrsP0bcAZ — 古性 のち (@nocci_84) 2017年9月7日 バンコク!トンローエリアのかわいいホテルにステイ。隣にいるのは… のちちゃーーーーーん!( ´ ▽ ` )✨ 合流できたうれしいー! でもふたりともまず端っこノマド💻笑 pic.twitter.com/4RhFyvOXj9 — 伊佐 知美 (@tomomi_isa) 2017年9月7日 リモートワークスタイルで働く『灯台もと暮らし』編集部のメン
「沖縄に来ませんか?」 そう誘っていただいた時に思い浮かべたのは、 いつか足を運んだ沖縄北部や宮古島の、 碧くて蒼くて青い、空や海や太陽を反射する水しぶきでした。 つまり、夏。夏の具現化のような景色たち。 「多拠点居住と移住について、話してほしい」。 けれどイベント登壇という名目で私を誘ってくださったのは、 どうやらソレではない、内陸中心の沖縄市・コザエリアの方々でした。 参考:沖縄で作り出す持続可能な移住と多拠点居住とは 〜 ジモコロ 徳谷柿次郎氏 & 灯台もと暮らし 伊佐知美氏 & Yahoo! LODGE 植田裕司氏 & 沖縄市観光物産振興協会 山田一誠氏 〜|おきなわマグネット コザには、「スタートアップカフェコザ」という名のコワーキングスペースがあり、 Wi-Fiはさくさく、3Dプリンターが集まるラボまであったりするのだとか。 私の知らない、まだ見ぬ沖縄。 コザで暮らしたら、いっ
【京都・坂ノ途中】代表の小野邦彦さん、どうして起業したんですか? おいしい野菜を毎日食べたら、もっと楽しい未来に出会えるはず。【京都・坂ノ途中】特集、はじめます。 誰もが教科書で地名を見たことがある、奈良県斑鳩町(いかるがちょう)――法隆寺のある場所が出身地の坂ノ途中代表・小野邦彦さん。 大学は京都大学へ。学生時代は友人らとアンティーク着物ショップを運営したり、「自分が起業できるのか見定めたい」と一路バックパックを背負い、ユーラシア大陸を横断したり。 卒業後は修行期間として、外資系金融機関へ就職。すごく知的で活動的な青年かと思いきや、好きな野菜を聞いたら「オクラとカブとしいたけが好き。なんかちょっと、変わってますよね。王道じゃない……」と照れ笑いするような親しみやすさを持つひと。 自分自身を「サブカル文系男子と、バリキャリ外資系ビジネスパーソン要素が混ざる男性」だと分析する彼は、どうして環
2017年6月から始まった「鳥取メディア研究部~ぼくらが伝える、鳥取(以下、鳥取メディア研究部)」。7月22日(土)に、第2回が開催されました。 同プロジェクトは鳥取県と日本財団が実施している「県の魅力の再発見・価値の創造」プロジェクトの一環で、主催はTom Cat(Tottori media creative action team)(*1)。「灯台もと暮らし」も協力しています。 (*1)Tom Cat:一般社団法人ワノクニ、とっとりずむ、鳥取マガジンが協働する鳥取メディアクリエイティブアクションチームの略称。 今、これを読んでいるあなたは、この記事をどこで見つけて、リンクをクリックして、いまこの文章を読んでいますか? 「とっとりずむ」や「鳥取マガジン」などのウェブメディアや誰かの個人ブログから来てくれた方もいれば、灯台もと暮らしの公式SNSや誰かのTwitterやFacebookといっ
生きるって簡単じゃない。だからこそめいっぱい走ろう、私たちはひとりじゃないから|『ピンヒールははかない』著者・佐久間裕美子 数多ある生き方の中で、「これが私の道」と決めるのは簡単なことではありません。幸せそうに見えるひとはたくさんいて、「私も彼女みたいに」と焦る夜は、定期的にやってくる。 ライターの佐久間裕美子さんは、ニューヨークで暮らすようになって、もうすぐ20年。アメリカで起こる新しいライフスタイルに迫った著書『ヒップな生活革命』を出版し、世間を騒がせたのは3年前の2014年。そして2017年、彼女は初めて自身の胸の内を綴ったエッセイ本、『ピンヒールははかない』を出版しました。 ニューヨークでは「シングル=不幸」と思わせるプレッシャーがない。周りには、果敢に恋愛や別れを繰り返しながら、社会の中で生き生きと頑張っている女性が山ほどいる。一生懸命生きれば生きるほど、人生は簡単ではないけれど
情報発信力を高めよう──。 最近では学生でさえ聞くことのある言葉。 仕事のため、やりたいことを実現するために発信力を高めなければと焦ることもあると思います。 文章は得意じゃない。何を発信すればいいのかもわからない。でも、発信力を養いたい。そう思うなら、ぜひ続けて読んでみてください。 先月の6月24日。編集部は情報発信を学ぶ講座「鳥取メディア研究部~ぼくらが伝える、鳥取(以下、鳥取メディア研究部)」に参加してきました。 鳥取メディア研究部は、県内に暮らすひとが自分たちの手で「鳥取県の魅力を日本全国に情報発信してくためにはどうすればいいのか?」を学ぶための連続講座です。 同プロジェクトは鳥取県と日本財団が実施している「県の魅力の再発見・価値の創造」プロジェクトの一環でもあり、主催はTom Cat(Tottori media creative action team)(*1)、そして「灯台もと暮
【今日の一服】朝、シャキッと目を覚ますためには緑茶がいい|蔵前・NAKAMURA TEA LIFE STORE(ナカムラティーライフストア) モノづくりの町【蔵前】特集、始めます。 1日を過ごす中で、打ち合わせや仕事の最中に、2杯、3杯とコーヒーばかり飲むのは、胃がキリキリしてしまうことがあります。ですからせめて早朝の、起きてすぐ喉が渇いた空きっ腹には、コーヒー以外のシャキッと目が覚める飲み物が、僕らの暮らしに必要ではないでしょうか。 今朝は、台東区・蔵前で静岡県藤枝市で採れたお茶を販売する「NAKAMURA TEA LIFE STORE(ナカムラティーライフストア)」の茶葉で、お茶を淹れてみました。 まろやかでありながら渋みもおいしい「Organic Sencha Garden No.02」は、その渋みを引き出すために高温で淹れて飲むのがおすすめです。一煎目はカフェインが多く抽出されるの
【妖怪を学ぶ#4】東日本大震災から5年半。畑中章宏が語るシャルル・フレジェ『YOKAI NO SHIMA』『シン・ゴジラ』ポケモンGOのつながり これからの暮らしを考えるために【ぼくらの学び】特集、はじめます。 編集部自身のこれからの暮らしを考える企画【ぼくらの学び】。僕は幼い頃に、地元にあるお城のお堀で河童(かっぱ)を見た記憶があります。あれは本当に河童だったのか、それとも他の何かなのか、今でも会うことができるのか……。 民俗学者の柳田國男が書いた『遠野物語』を読むと、妖怪は日本の暮らしに古くから根付いている存在ではないかと感じられます。実際に遠野では、多くのひとが妖怪の存在を受け入れ、目には見えないけれど存在するであろう何かを大切に扱っています。 また別の地域へ取材に言っても同じようなお話を聞く機会があるかもしれません。これからの暮らしを考える上で、妖怪のような目に見えない不確かな存在
BBT大学と巡の環による「オンライン大学×地域活性化プロジェクト」始動!持続可能な社会をつくるために今、必要な学びとは? 2016年7月22日、オンラインで経営を学ぶビジネス・ブレークスルー大学(以下、BBT大学)と島根県のひとが集まる離島として有名な海士町にある株式会社巡の環(以下、巡の環)とがコラボして新しい未来を創る「オンライン大学×地域でのプロジェクト学習」という企画のキックオフミーティングが行われました。 このプロジェクトを担当するのは、BBT大学経営学部専任准教授の須子善彦(以下、須子)さんと巡の環の取締役の信岡良亮(以下、信岡)さん。信岡さんは須子さんからの誘いを受けて、現在ビジネス・ブレークスルー大学のITソリューション学科でも授業を担当しており、このプロジェクトを通してゆくゆくは、地域での実経験とオンラインでのグローバルな学びの両立ができるための仕組みづくりを行いたいと考
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