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ブックマーク / reki.hatenablog.com (68)

  • 【2018年4月版】世界史関連の新刊30冊まとめ - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    4月度発売の世界史の情報まとめ 今月から、出版各社から発売される世界史関連の新刊書籍を月イチでまとめていこうと思います。 ふらりと屋に立ち寄って気になるを探すという楽しみはありますが、事前に当たりをつけて確実に面白いを見つけませんか? 今月は2月下旬〜4月中旬発売の世界史関連を、ぼくが「面白そう!」と思ったもののみピックアップします。 1. アイルランド革命 1913-23 第一次世界大戦と二つの国家の誕生 岩波書店 小関隆著 (4/11発売) アイルランド革命 1913-23――第一次世界大戦と二つの国家の誕生 posted with カエレバ 小関 隆 岩波書店 2018-04-11 Amazonで購入 イギリス支配下の連合王国から帝国自治領へ──20世紀初頭にアイルランドが経験した変化は「革命」と呼ぶに値する。大戦を経て生まれた二つのアイルランドは現在も存続しており、その起源

    【2018年4月版】世界史関連の新刊30冊まとめ - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    ornith 2018/04/16
    『世界がわかる地理学入門』が気になる。
  • イスラム教の伝説に登場する幻獣・怪獣・悪魔たち - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    あまり馴染みのないイスラム教の空想上の生き物たちの世界 イスラム教の開祖ムハンマドは一神教をアラビア半島に導入するために、ユダヤ教やキリスト教をかなり熱心に勉強していました。 そのため、コーランにはユダヤ教やキリスト教に登場する人物や生き物が多く登場するのですが、アラビア半島や周辺地域にもともとあった伝承や神話なども取り入れていったと思われ、独特のキャラクターも様々に登場します。 今回はあまり日人には馴染みのない、イスラム教の空想上の生き物たちをピックアップしてみます。 1. ダッバート・アルドゥ(地球の獣) 最後の審判の日に地上に現れる獣 キリスト教の聖書「ヨハネの黙示録」では、最後の審判の日に「10の角と7つの頭を持った獣」がサタンの代理人として地上を42ヶ月に渡って支配するとあります。 同じように、イスラム教の聖典コーランでも最後の審判の日にアラーが地上に「一獣」を遣わせ、神の教

    イスラム教の伝説に登場する幻獣・怪獣・悪魔たち - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    ornith 2018/04/09
    ゲームのイメージが強すぎて「イフリート」と聞くと火属性の精霊が真っ先に思い浮かぶけど、イスラム教が出展だったのか……!
  • 小さなミスがきっかけで起こった大きな事件 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    ちょっとしたミスで起こった大騒ぎ ミスは世の中に溢れています。 注意散漫でボケーとしている時に起こりやすいですが、注意していれば防げるというものではなく、集中していても起こるときは起こるものです。 電車に乗り間違えた、とかシャツを表裏逆に着ていた、とかいうレベルであればいいですが、例えば発注個数の桁数を間違えたとか、ブレーキと間違えてアクセルを踏んだとか、目も当てられない災害を起こすミスもあります。 そして歴史上はそんなミスでとんでもない大騒ぎが起こったこともありました。 1. コンマの打ち間違いで100万ドルの税収を失う(アメリカ) 誤って関税撤廃が果物にも適応される 1872年6月6日、アメリカ政府は関税法を改訂し、国内の栽培を目的とすること限定で、熱帯と亜熱帯の果物植物の輸入関税を撤廃しました。 担当者は発令文書で、 「耕作栽培の目的で、熱帯、亜熱帯の果実植物(“fruit-plan

    小さなミスがきっかけで起こった大きな事件 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    ornith 2018/03/01
    タイプミスで倒産した会社が不憫過ぎる……。
  • 1920年・アントワープオリンピック五輪旗紛失事件 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    迷宮入りだった事件は、後年以外な展開へ… オリンピックで使われる聖火は、歴代のオリンピックイベントで代々受け継がれていますが、オリンピックの旗も同じように代々受け継がれています。 現在は夏用と冬用のそれぞれ2つオリジナルの旗があり、冬用は1952年オスロ市寄贈のものが現在も使われており、夏用は1988年ソウル特別市寄贈のものが使われています。 実は夏用の初代旗はすぐに紛失しており、すぐに2代目の旗が作られたのが、後にとある老選手の告白により初代が発見されたのでした。 1. アントワープ市、五輪旗を世界で初制作 1920年にベルギーのアントワープで開催されたオリンピックの開会式では、以降のオリンピックの通例となる初のイベントがいくつか導入されました。 3つあり、一つ目は選手宣誓、二つ目に平和の使者であるハトを会場に放つこと、三つ目はオリンピック旗の掲揚でした。 このオリンピック旗はアントワー

    1920年・アントワープオリンピック五輪旗紛失事件 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    ornith 2018/02/13
    いけないことなのに、なんか笑ってしまった。
  • 巨大インド市場に紅茶を売った「大英帝国流マーケティング」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    インド人に紅茶を売り込め! インド料理べた後には、ラッシーか甘い紅茶を飲みたくなります。 砂糖とミルクがたっぷり入って、少しカルダモンの香りが効いたあれです。 口に残る強烈なスパイスの味をさっぱりさせてくれて、さすが長い伝統の中で育まれた味…と思うのですが、実はインドで紅茶が普及したのはそんなに古い話ではなく、たかだかここ100年のことです。 インドは今や世界有数の紅茶の消費国でもあり生産国なのですが、その背景にはイギリス人による大規模なマーケティングとセールスプロモーションがあったのでした。 1. 長らく茶を飲む習慣がなかったインド 茶を飲む習慣は4世紀ごろに中国で始まったというのが通説です。 6世紀から8世紀頃に朝鮮半島や日に伝わり、南に下ってタイ、ミャンマー、アッサム、西に行ってチベット、ヒマラヤにまで飲茶の習慣は広がっていきます。 しかし長らくインド人は茶を飲む習慣がありませ

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    ornith 2017/12/26
    ゴリ押し感も強い普及の過程、すごい。
  • 世界史で有名な女性同士の決闘(デュエル) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    愛のため誇りのため、一対一(サシ)で戦う女たち 以前の記事「世界で有名な人物の「決闘(デュエル)」では、主に国同士の戦いの雌雄を決した決闘を見ていきました。 昔は決闘というのは神聖な意味を持っており、一対一で戦って勝った者は神の加護があると考えられました。法が曖昧で拘束力がなかったため、正しさの判断を神に委ねた結果、決闘をすることにより公正な正しさが分かると考えられたのだと思います。 決闘を行ったのは男だけでなく、日ではあまり考えられませんが、女性もかなり決闘を戦っていました。 今回はヨーロッパの有名な女性のデュエリストを紹介します。 1. アルメリア・ブラッドック嬢 vs エルフィンストーン夫人 (イギリス) 年齢のサバ読みが殺し合いに発展 1792年のロンドン。 友人同士のアルメリア・ブラッドック嬢とエルフィンストーン夫人は、ささいなきっかけで大喧嘩をすることになります。その理由は、

    世界史で有名な女性同士の決闘(デュエル) - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    ornith 2017/12/05
    初っ端からぶっ飛んでるように感じたけど、思わぬほっこり展開で笑った。でも、くだらなそうに見えても、当人たちには譲れない問題って結構あるよね……。
  • 「福祉国家スウェーデン」はどのように成立したか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「理想的福祉国家」スウェーデン ちょっと前まではスウェーデンやデンマークなど北欧の国々の手厚い福祉政策が「理想的」と喧伝されていました。 今でも教育や人権、福祉、労働条件の問題を語る時に、北欧の国々の取り組みは引き合いに出されることは多いです。何というか北欧諸国は理想郷とお思いの方も多いに違いありません。 確かに北欧諸国の取り組みは先進的で、我々が学ぶべきことも数多くあるのですが、一朝一夕に実現するものではなく、長い歴史的努力を経てこのような社会システムが出来上がっているのです。 今回はスウェーデンの福祉国家成立の経緯を見ていきたいと思います。 1. スウェーデン・モデルとは スウェーデンの福祉国家のコンセプトは「高い経済成長」を維持し「雇用を確保」しながら「福祉を充実」させることにあります。 資主義とも社会主義とも異なり、この両方の良い部分を統合したような仕組みで、市場の競争原理で国際

    「福祉国家スウェーデン」はどのように成立したか - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    ornith 2017/11/10
    “取り入れるべきと思う事柄は、「政治家により明確な国家ビジョンが掲げられ、国民合意形成の努力がなされ、合意後は官民一体となって目標実現に向けて前向きな努力をする」というスウェーデン人の物事の進め方”
  • 黒猫はなぜ不吉とされるのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    は悪魔の化身?幸運のシンボル? 「黒が目の前を横切ると不吉」という迷信は一度は聞いたことがあると思います。 キリスト教圏の国々では、黒は長い間魔女伝説の迷信とセットになって考えられたため、不幸と厄災をもたらすとされました。 一方で、イギリスの一部では幸運をもたらすシンボルと考えられてきたし、日でも「夜でも目が見える」ことから商売繁盛や幸運のシンボルとなっていました。 歴史上、人々が黒をどのように認識してきたのかのあれこれを見ていきましょう。 1. 古代神話に登場する黒 古代ヨーロッパでは、黒は不吉な存在とは考えられていなかったようです。むしろ神秘的で、崇拝の対象ですらありました。 黒は普通のとは違っていると考えられていたようで、ケルト神話や北欧神話にも黒はたびたび登場し、人間並みの知恵を持っていたり、女神様に仕えていたりします。 代表的なのが、ケルト神話に登場する

    黒猫はなぜ不吉とされるのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    ornith 2017/10/17
    ただでさえ猫氏とエンカウントできる機会は少ないなか、黒猫と出会った日にはそりゃもう有頂天である。黒だろうが白だろうが斑だろうが、隣人は大切にしたい。
  • 2回も死刑執行された黒人少年ウィリー・フランシスの悲劇の物語 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    疑惑まみれ裁判で死刑になった少年ウィリー・フランシス 歴史上、死刑執行に失敗してやり直した事例はいくつもあります。 アメリカ・ルイジアナ州で1944年に起きた殺人事件の容疑者ウィリー・フランシスも、死刑執行をやり直した人物の一人です。 ただし、この死刑執行とその前後の顛末はあまりにもむごたらしく、アメリカ現代史の黒歴史の一つといってもいいと思います。 ちょっと胸糞悪い話なので、苦手な方はご注意ください。 1. 薬剤師アンドリュー・トーマス殺害事件 1944年11月9日、アメリカ・ルイジアナ州セント・マートンヴィルの薬剤師アンドリュー・トーマスが、自宅にて至近距離から5発の銃弾を受けて死亡しているのが発見されました。トーマスの自宅からは財布や懐中時計といった貴重品が盗まれており、警察は金銭目当ての殺人事件として捜査を開始しました。 ところが、捜査開始後9カ月近くも何も糸口がつかめず、警察は焦

    2回も死刑執行された黒人少年ウィリー・フランシスの悲劇の物語 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    ornith 2017/10/10
    むごい……。
  • なぜトイレのことを「John」と言うのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「ちょっとJohn行ってくるわ」 英語圏では「トイレ」のことを「John」と言う場合があります。 なのでJohnに行く、は「用を足す」という意味になります。 なぜトイレはJohnと言うのか。 覚えて、さっそく明日から使っていきましょう。 1. そもそもトイレとは 「トイレ(toilet)」の語源は、フランス語の「トワレット(toilette)」から来ています。そして「トワレット」の語源は「トワル(toile)」つまり「布」です。 ここで言う布とは、髪の毛が整えられている間に肩にかけられた布のことを言いました。 17世紀ごろ、「トイレ」は単に用を足すだけではなく、髪をブラッシングして綺麗に整えたり、お化粧をキメたり、服をコーディネートしたりなど、芸能界でいう控え室のような場所のことを言いました。 肩にかけた布で、手を拭いたり余計な化粧を落としたりなどしたのでしょう。 ちなみに、イギリスではト

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    ornith 2017/07/20
    読み終えた瞬間、「連れジョン」という言葉が思い浮かんでしまった(誤用)
  • フライドポテトの歴史ーなぜフレンチフライと言うのか? - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「フレンチフライ」の言葉の由来とは 最近、東京では「ベルギー・フライドポテト」を出すオシャレな店が増えました。 これまでの安っぽく子どもが好むフライドポテトではなく、芋や油、ソースにもこだわったフライドポテトということで、女性にも人気になっています。 「フライドポテト発祥の地・ベルギー」というのを全面に押し出していますが、そういえばフライドポテトは「フレンチフライ」とも言います。なぜフライドポテトは「フランス風」と言われているのか? それにフライドポテトはハンバーガーと切っても切れない関係で、アメリカンな印象も根強いです。とてもヘルシーとはいえず、ジャンクフードの烙印を押されている。そこの関係性はどうなっているのか? ということで、今回はフライドポテトの「家」を巡る歴史です。 1. 世界のフライドポテト 我々が普段目にするフライドポテトは、ファストフード屋やファミレスで提供される「プレー

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    ornith 2017/07/06
    想像以上に多くの要因が関わっていておもしろかった。/“発明したのはベルギー人、洗練させたのはフランス人、世界中に広めたのはアメリカ人”
  • 本当に計画された漫画やアニメのような軍事作戦 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    お笑いのような真面目な軍事作戦 これまでこのブログでも、冗談みたいな理由で起こった戦争や、間抜けすぎる軍事作戦、映画みたいな軍事作戦などなど、当にあったとんでもない戦争の逸話をたくさん紹介してきました。 ちょっと話が盛られてるところはありそうな気もしますが。 今回も「冗談でしょ?」と思ってしまうくらいぶっ飛んだ軍事作戦をピックアップします。 1.潜水鏡の上でカモメにウ◯チをさせる(イギリス軍) 対Uボート対策で真剣に検討された作戦 ドイツ軍のUボートは両大戦を通じて敵国の大きな脅威でした。 第一次世界大戦中、Uボートは商船や客船に大きな被害を与えており、イギリス軍はその対策に頭を悩ませていました。当時イギリスは対Uボート対策をいくつも研究していましたが、その中には「ハンマーを持った兵が筏に乗って潜水鏡を撃ち壊す」というものもありました。狂気の沙汰じゃありません。 もう一つ研究された奇妙な

    本当に計画された漫画やアニメのような軍事作戦 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    ornith 2017/07/04
    !?/“「ヒトラーの食事にエストロゲンを混入させて女の子化させてしまう」”
  • ハッピーバースデーの歌の歴史と著作権問題 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    長年著作権問題があったハッピーバースデーの歌 誰かの誕生日には必ず「♪ハッピーバースデー トゥーユー」で始まる歌を歌うと思います。 これはアメリカや日だけでなく、歌詞やメロディーが変わっても結構どこの国でも同じで、世界中に普及した非常に有名な曲です。 実はこの曲が作られたのはそんなに古い時代ではなく、現代でも一部著作権が生きています。著作者は著作料を得るのですが、その報酬はかつて年間2億円以上もありました。 そしてこのあまりに有名になりすぎた曲の著作権が認められるかは、長期間に渡って法廷で戦われていました。 1. 元の曲「Good Morning to All」 ハッピーバースデーの歌の元となった曲は、1893年にアメリカ・ケンタッキー州ルイビルで幼稚園を経営していたパティー・ヒルとミルドレッド・ヒルの姉妹が作った「Good Morning to All」という曲です。 www.yout

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    ornith 2017/06/27
    「Good Morning to All」が「Happy Birthday to You」になり、パブリック・ドメインとして認められたのもつい最近、との話。ぜんぜん知らんかった……。
  • なぜ海賊旗はドクロのデザインなのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    恐怖と死の象徴「ジョリー・ロジャー」 黒字に骸骨、そして骨と言えば子どもでも「海賊の旗」だと知っています。 見るからに「危険」「近づくな」と言わんばかりのおどろおどろしいデザイン。 転じて、このデザインは「危険物輸送中」とか「付近に地雷あり」のような意味を知らせるサインになったりしています。 日では「海賊旗」という身も蓋もない呼び方をされますが、英語だとこのデザインは「ジョリー・ロジャー」という名前で呼ばれます。 このデザインはいつから使われ、なぜ使われ、かつなんでジョリー・ロジャーなのか、というのが今回のテーマです。 1. 海賊が海賊旗を掲げる意味 視覚的な威圧を与えるための海賊旗 海賊が海賊旗を掲げて航海するのって、おれは海賊だぞ!と宣言しているもので、却ってとっ捕まる可能性が高いんじゃないかと思っていました。 四六時中この旗を掲げながら航海するとさすがにアホ丸出しなんですが、要は使

    なぜ海賊旗はドクロのデザインなのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    ornith 2017/06/20
    “共通して言えるのはパッと見で「あ、こいつらヤベえ奴らだ」と分からせたいという意図がある”
  • 【アル中】酒に酔いながら政治をした世界の政治家 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    政治をしながらも酒が飲めるぞ ぼくが子どものころ、ロシアの大統領はエリツィンでした。 テレビに映る顔は赤ら顔で、それを見ながら父が「エリツィンはいつもお酒を飲んでるんだよ」と言いました。それを聞いて「酔っぱらいながら政治ができるんだ!」と子どもながらに衝撃を受けたものです。 大人になって酒を飲むようになって、あれはむしろ「酒を飲まないと政治ができなかった」のかもしれないなあと思うようになりました。 今ではすっかり見なくなりましたが、歴史上はそんな酒漬けのまま政治を行ったリーダーたちがたくさんいます。 1. ウィリアム1世(イングランド) ダイエットのために酒だけを飲み続けた男 「征服王」ウィリアム1世は、高校の世界史でも登場するので有名ですね。 1066年、ノルマンディー公ギヨームは配下の軍勢を率いて政治的に混乱するイングランドを征服(ノルマン・コンクエスト)。ノルマン朝を開き、イングラン

    【アル中】酒に酔いながら政治をした世界の政治家 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    ornith 2017/06/08
    “ 暇すぎてアル中になった軍人”の一文が強い。
  • ドイツでジャガイモが普及するまでの歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    ドイツ料理と言えばジャガイモ」となるまで ドイツ料理べたことありますか? とりあえずビールで乾杯して、前菜はジャガイモのポタージュスープ。ポテトサラダ。 次いでソーセージ。付け合わせにはザワークラウトとフレンチフライ。 メインはローストビーフかポークソテー。付け合わせはマッシュポテト。 こんな感じの構成が多いような印象です。あくまで印象なのですが、ジャガイモに始まってジャガイモに終わる感じです。 ジャガイモがないドイツ料理なんて考えられないほどです。 でも実際のところ、ドイツにジャガイモが定着するには多大な努力と長い年月が必要だったのです。 1. ジャガイモが普及する前のドイツ人の事 いまやジャガイモがないドイツ料理など考えられませんが、ではジャガイモが普及していない時代、ドイツ人はどのようなものをべていたのか。 18世紀末の貧民施設の事はおおよそ以下のような内容でした。 平日

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    ornith 2017/05/30
    “「ジャガイモを育てたら人生変わったんだが」的なラノベな感じで啓蒙するものも出現します” なにこれむっちゃおもしろそう。
  • YouTubeで聞く世界の古代音楽 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    現代によみがえる古代の音楽 たしか論語だったと思うのですが、漢文の授業でこんな話があったのを覚えています。 孔子が斉の国に滞在していた時、韶の音楽の演奏を聞く機会があった。孔子は「音楽が人の心をここまで揺さぶるとは」と大変感動した。あまりに感動しすぎたので3か月近く呆然として過ごし、肉の味も分からないほどであった。 一説によると、孔子が聞いた韶の音楽とはいくつも銅鑼を並べて奏でる、一種のパーカッションだったそうです。孔子を感動させた古代中国のパーカッション音楽とはどういったものか、すごく気になりますね。 音を後世まで残すのは至難の技だったに違いありませんが、実際に古代の音楽のいくつかが現在でも再現されて、聞くことができます。 1. 「フルリ人の賛美歌」(シリア)紀元前1400年頃 www.youtube.com ドレミ調の音階で作曲された3,400年前の曲 フルリ人は紀元前25世紀ごろから

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  • Google Mapで見る世界の「未確定国境線」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    よく分からない国境線は地図閲覧の醍醐味 世界地図を見ていると、国境線が点線で描かれていて、明確にどっちに属するか曖昧にされている箇所が結構あります。 領土紛争や条約未締結で明確に国境線が引けられない場合にそのような書き方がなされるのですが、そうなった背景を詳しく調べていくと結構おもしろいものです。 「なんでこうなった」的なところを発見するのは地図閲覧の醍醐味なのですが、ラッキーなことに我々はGoogle Mapという素晴らしいサービスでいつでも楽しめることができます。 今回はGoogle Mapで楽しめる世界の「未確定国境線」を見ていく回です。 1. アルナーチャル・プラデーシュ州(インド実効支配) 中印国境紛争の原因となった山岳地域 中国南西部とインド北東部には遠目からも目立つ、結構広大な地域の「未確定国境線」があります。 この地域はアルナーチャル・プラデーシュ州という、その名前の通りイ

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    ornith 2017/04/13
    世界史で習った、植民地支配時代の負の遺産の話の復習になった。結構あちらこちらにあるのね……。
  • つい酒が進む、世界史の「領土変遷」の動画20本 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    晩酌のアテに領土変遷の動画をどうぞ 動画サイトには歴史上の領土変遷の動画がたくさん上がっています。 戦争や内戦で刻々と領土が変化していく様子を見るのは楽しいものです。 「こんなもん、いつ見るんだよ」と問われると「そりゃ、酒飲みながら見るんですよ」と答えます。 夜中にダラダラ酒を飲みながら見ると実に楽しくて、酒が進みすぎます。 1. 世界大戦 大陸規模で領土の奪い合いを繰り広げる世界大戦中の動画は、とにかく規模がでかく、ダイナミックな戦局の動きがひと目で分かり大変人気があります。 1-1. 太平洋戦争(1941年12月8日〜1945年8月15日) www.youtube.com 不動の人気を誇る太平洋戦争。 日軍の開戦当初の南への拡大の勢いは凄いですが、こう俯瞰してみたら北が当にガラ空きだったことが分かります。 1-2. 第二次世界大戦 欧州戦線(1939年9月2日〜1945年5月) 東

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  • 有名なWW1のエースパイロット10名 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    航空機初期時代の空のエースたち エースドライバーやエースパイロットはいつの時代でもモテるものですが、 航空機が発明され始めて大規模に戦争に投入された第一次世界大戦でもそれは同じでした。戦線で活躍したパイロットたちはマスコミに取り上げられて祖国でスターになり、帰国後はセレブリティの仲間入りができました。 欧州戦線で活躍し母国のスターになった、エースパイロットを紹介します。 1.マンフレート・フォン・リヒトホーフェン(ドイツ) 「レッド・バロン」 の異名を持つ最も有名なエースパイロット レッド・バロンと言えばオートバイの販売店を想起される方も多いと思いますが、これは第一次世界大戦で最も有名なドイツのエースパイロット、マンフレート・フォン・リヒトホーフェンの異名です。 彼はプロシア貴族の出身で、1916年9月から1918年4月までに79機を撃墜した記録を持ちます。レッド・バロンとは、彼の愛機フォ

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    ornith 2017/02/23
    “敵の銃が故障したことに感づくと、トドメをさすでなく、手で「アディオス」の合図をして飛び去ってしまいました” かっこよすぎる。