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米南部テキサス州で、電子書籍のみを取り扱い、本を所蔵しない図書館を新設する計画が進んでいる。図書館から離れた地域に住む住民へのサービス向上が狙いで、全米でも極めて珍しい試みという。 テキサス州のベクサー郡が今年後半に開館予定の図書館は「ビブリオテック」と呼ばれ、学習室や子供用スペースも用意。読書室に備え付けられたパソコンやタブレット端末に電子書籍をダウンロードして読む仕組みだ。端末を借りて自宅で読むこともできる。利用者登録さえ済ませれば、自分の端末へのダウンロードも可能で、貸し出しや返却のために図書館に足を運ぶ必要もなくなる。 当初は1万冊程度を扱う。電子書籍の調達費を含む事業費は150万ドル(約1億4千万円)。ベクサー郡は今回の計画が成功すれば、増設も検討するとしており、端末だけの図書館なら「(敷地面積が小さい)ショッピングセンターにも開館できる」(幹部)と意気込む。(共同)
国立青少年教育振興機構が全国の中高生を対象に行った調査で、半数以上の中高生が、読書好きと答える一方、1か月間で学校や地域の図書館から全く本を借りていない生徒が7割以上に上ることが分かった。 同機構が昨年3月、全国から抽出した中高生約2万1000人を対象に調査した。この結果、読書が「とても好き」「わりと好き」と答えた中学生は67%、高校生は59・7%だった。「この1か月で本を読みましたか」との問いには、中学生82%、高校生56・2%が「読んだ」と答えた。 学校図書館で1か月あたり何冊の本を借りるかについては、「0冊」と回答した生徒が、高校生82%、中学生72・4%に上った。地域図書館でも「0冊」としたのは、高校生85・2%、中学生78・3%だった。
蔵書ゼロからスタートする図書館「まちライブラリーinなんば」の完成予想図。市民グループの「棚」や、同大OBのベストセラー作家、東野圭吾さんの「棚」などを設置し、蔵書数を増やしていく予定だ(大阪府立大学提供) 大阪府立大学(大阪府堺市)が来春、大阪・難波に新設するサテライトキャンパスに、開館当初は蔵書ゼロの図書館がオープンする。図書館を使って講演会やワークショップなどの活動をした市民グループに本を寄贈してもらい、次第に蔵書を充実させるという公設では例のない図書館。本を通して地域コミュニティーを相互に交流させ、図書館をその拠点にする。国際化が進む一方で地域との連携を模索する大学の試みとして注目される。 サテライトキャンパスは、南海電鉄が本社を移転するため大阪市浪速区に建設中の「南海なんば第1ビル」の2、3階部分に誘致され、3階に約230平方メートルの「まちライブラリーinなんば」(仮称)が開館
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