東京都の道路計画を巡り、住民参加で計画を見直すかどうかを問う住民投票が26日に東京・小平市で行われましたが、投票率は成立の条件だった50%を大きく下回り、27日に予定されていた開票は行われないことになりました。 小平市の住民投票条例は、東京都が多摩地域で計画している幹線道路の建設を巡り、地元の住民グループが公園の雑木林の半分がなくなるほか、玉川上水が分断されるなどとして市に制定を求め、ことし3月に成立しました。 条例に基づく住民投票が行われたのは東京では初めてで、投票は26日午前7時から午後8時まで市内27か所で行われました。 その結果、投票率は35.17%にとどまり、成立の条件となっていた50%を大きく下回りました。 このため住民投票は成立せず、27日に予定されていた開票は行われないことになりました。 これについて条例の制定を求めた住民グループの共同代表を務める水口和恵さんは、「投票率が