トンボやハチなどの昆虫が持つ複眼をまねて開発されたデジタルカメラの上にとまるハチ(2013年4月30日撮影)。(c)AFP/John A. Rogers, Department of Materials Science and Engineering, University of Illinois at Urbana-Champaign 【5月3日 AFP】自然界からヒントを得て、ハエの複眼のように広角でゆがみのない画像を取り込む、伸縮自在な電子部品を使用したデジタルカメラを開発したと、米研究チームが1日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。 米イリノイ大学(University of Illinois)などの研究チームによると、このデジタルカメラは、アリ、甲虫、エビなどの目が持つような柔軟性のある極小レンズを多数備えており、ほぼ無限の被写界深度と高い動作感度を実現しているという
世界24か国の即席ラーメン製造大手でつくる「世界ラーメン協会」は25日、2012年の全世界の即席麺の消費量が前年比2・7%増の1014億2000万食となり、初めて1000億食を突破したと発表した。 統計は、袋麺とカップ麺のメーカー出荷量から返品などを差し引いた推定値で、消費量を世界の総人口(70億5210万人)で割ると1人あたり14・4食となり、毎月1回以上食べられている計算だ。 中国やインド、ブラジルなど新興国での消費増が目立っており、同協会は「経済の発展で、ゆっくり食卓を囲む時間が取れなくなり、即席ラーメンの消費が増えているのではないか」と分析している。 国別消費量は、中国・香港が最も多い440億食(前年比3・6%増)で、2位はインドネシアの141億食(2・9%減)、3位は日本の54億食(1・8%減)だった。国民1人あたりの消費量は、1位が韓国の年間72・4食。日本は42・8食で、イン
戦後、再開された日本の航空産業の初期に、東京・立川市の会社が製造した軽飛行機が当時の姿のまま修復され、立川市で披露されました。 この軽飛行機は「R-HM」と呼ばれ、昭和29年、フランス人技師の設計の下、海外に輸出する目的で立川市の会社が1機だけ製造しました。 この機体は、立川市内の倉庫に長い間、保管され、会社では貴重な機体を後世に残そうと、当時の材料や塗料などをできるだけ使って、ことし1月から機体の修復に取り組み、完成した機体が9日、披露されました。 機体は、全長およそ6メートル、幅8メートルで、木製と鉄製の骨組みに布を貼り巡らし、特殊な塗料を塗っています。 修復された機体は飛ぶことはできませんが、製造当時、最高速度が時速150キロ、3000メートルの高さにまで上昇できたということです。 修復した会社の内田満夫部長は、「修復作業を通して戦後まもない時期に国産の飛行機を作った先輩たちの心意気
「うつ病になったのはいすが壊れて大けがをしたためだ」と、福岡県の主婦がいすを製造・販売した会社を訴えた裁判で、事故を病気の原因だと認めて、会社に賠償を命じた判決が最高裁判所で確定しました。 この裁判は、福岡県の主婦が札幌市に本社がある「ニトリ」を訴えたもので「うつ病になったのは5年前にここで買ったいすの脚が折れて腰の骨を折る大けがをしたためだ」と主張していました。 裁判では、事故がうつ病の原因かどうかが大きな争点になりましたが、1審と2審はいずれも「家族に迷惑をかけているという気持ちや経済的な不安などからうつ病になった」と指摘して賠償を命じていました。 会社は上告していましたが、最高裁判所第1小法廷の白木勇裁判長は4日までに上告を退ける決定をしました。 この結果、事故と病気の関係を認め、1580万円の賠償を命じた2審の福岡高等裁判所の判決が確定しました。
健康・美容にいい油として注目され、欧米だけでなく日本の食卓にも浸透しているオリーブオイル。ところが今、このオリーブオイルの品質が危機に瀕している。 オリーブオイルを使ったことのある人なら、「エキストラバージン・オリーブオイル」という名前を聞いたことがあるだろう。「エキストラバージン」とは、そのオイルがオリーブオイルの最高グレードであることを表す言葉で、「エキストラバージン」であるための基準は、主要な生産国が加盟する国際オリーブ協会(IOC)によって決められている。 その基準を簡単に言うと、オリーブの実のみを原料に使い、機械的作業のみによってつくられ、酸化度(酸化しているほど質が低い)などの化学基準を満たし、風味に悪臭などの欠陥が一つもないこと。機械的作業というのは、つぶす、搾るなど原料に物理的な変化を加えることで、精製したもの(例えば加熱・化学変化を伴う処理)は「エキストラバージン」とは認
米メリーランド(Maryland)州のパタクセント・リバー(Patuxent River)海軍航空基地に展示された、ノースロップグラマン(Northrop Grumman)が開発した次世代無人爆撃機「X-47B」(2012年7月31日撮影)。(c)AFP/Paul J. Richards 【11月20日 AFP】ハリウッド映画に登場するような、人間の命令なしに人を撃ち殺すことのできる自律型ロボットは現実に実用化が可能であり、各国政府が実戦配備を始める前に禁止するべきだ――。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch、HRW)とハーバード(Harvard)大学法科大学院の国際人権クリニック(International Human Rights Clinic)が19日、このように警告する報告書を発表した。 「失われつつある人間性(Losing Humanit
日本触媒の姫路製造所(兵庫県姫路市)で29日発生した爆発事故で、紙おむつなどの製品供給に影響が出そうだ。同工場は紙おむつ向け樹脂の世界シェアで約2割、その原料となるアクリル酸で約1割をそれぞれ握る。国内外の他メーカーにも樹脂原料を供給しており、価格高騰など影響が広がる懸念がある。事故が起きたのは紙おむつ向け高吸水性樹脂「SAP」の原料となるアクリル酸の貯蔵設備。事故調査や原因究明、再発防止策の
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