岡山空港(岡山市)に29日夕、緊急着陸した訓練用ジェット機2機は米海軍厚木基地に駐在する民間軍事会社の所有であることがわかった。同基地から30日、防衛省に連絡があった。 防衛省中国四国防衛局によると、民間軍事会社は戦闘機の訓練で仮想敵を代行する業務を担っているという。2機は米海兵隊岩国基地から厚木基地に向かう途中で、岡山空港に緊急着陸。搭乗員にけがはなく、同空港を発着する定期便への影響もなかったが、1機は燃料漏れのため誘導路上で停止。30日に空港内の駐機場に移動し、修理を受けている。 県岡山空港事務所は当初、訓練機のパイロットの話から米海軍機とみていた。【井上元宏】