グアテマラの首都グアテマラ市(Guatemala City)のバーの外で、人身売買摘発の一環で身柄確保される売春婦たち(2012年4月12日撮影)。(c)AFP/Johan ORDONEZ 【6月20日 AFP】米国務省が19日に公表した185か国・地域の人身売買に関する2012年版報告書によると、世界で最大2700万人が現在も奴隷状態の下に暮らしていると推計される。 報告書を発表したヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は「残念なことに、米国その他の国の奴隷制度が撤廃されたことで、奴隷がなくなったわけではない。今日、世界で2700万もの男女、少年、少女が、時に人身売買と呼ばれる現代の奴隷制の犠牲となっている。彼らの身に起きていることは、人間が人間に対して極めて非人道的な扱いができるという事実を警告している」と述べた。 またクリントン長官は、米国が奴隷解放宣言から
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