市教委は当初、9月に建て替えの基本設計などの関連予算案を市議会に提出予定だったが、卒業生や地元住民の一部を中心に建て替えに反対する意見が出されたため、来住市長が再検討を指示。保存か建て替えかを検討する「拡大検討委員会」を来年1月に立ち上げることにした。 委員会には建築や文化財の専門家も入れ、約1年間かけて結論を出すという。ただ、市教委によると、保存する場合も1棟だけになる可能性が高く、「現場で残すか移築するかの問題に加え、保存形態として集会ホールや図書室、記念館などにするのか、低学年用教室として活用するのかを検討していきたい」としている。