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ブックマーク / goldhead.hatenablog.com (13)

  • キングサリーとはどこの王様か - 関内関外日記

    この日記では、植物の名前は極力カタカナ表記にしている。ウメ、サクラ、モクレン、ニオイヒバ‘スマラグ’……などなど。「漢字の方が雰囲気がある」という思いが無いではないが、列挙した場合の見栄え(競走馬みたいだしね)や、植物の漢字名のいい加減さを考慮すると、カタカナが一番しっくりくるのだ。そもそも、身近な植物には漢字が輸入される前からの、やまとことばの呼び名がある場合も多い。そこへきて、後から入ってきた漢字を無理矢理当てはめると、そこに齟齬が生まれもしよう。というわけで、園芸品種名(‘紫瞑の秋’など)を除けば、標準和名のカタカナ表記一がいい。 ……のだが、それはそれで誤解が生じる。たとえば、花が咲くにはちょっと早いけれど、キングサリという植物。こんな感じの花(http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/kingusari.html)を

    キングサリーとはどこの王様か - 関内関外日記
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    ortica 2015/04/06
  • この世界の果て、城ヶ島へ - 関内関外日記

    この世界の果てはどこにあるのか? おれは推論を立てる。光よりも速い京浜急行に乗れば辿り着くのではないか、と。 かくして、おれは神奈川県三浦市にたどり着く。この日記を振り返ってもわかるように、おれは5年以上神奈川県から出ていないので、神奈川県の果てが世界の果てというのは間違っていないようだ。 橋を渡り、果ての、果てへ。 県立城ヶ島公園(調整の方向性:市への移譲を含めた検討。25年度:市との調整結果を踏まえて対応を検討。現行の指定期間が26年度までであることを踏まえ検討。26年度以降検討結果を踏まえ対応)へ。 県立城ヶ島公園(調整の方向性:市への移譲を含めた検討。25年度:市との調整結果を踏まえて対応を検討。現行の指定期間が26年度までであることを踏まえ検討。26年度以降検討結果を踏まえ対応)にはこれでもかというほどスイセンが植えられていた。島内の遊歩道にも植えられていた。あまりにも多くのスイ

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    ortica 2015/02/24
  • 赤玉はら薬 - 関内関外日記

    腹をこわして、ものすごい勢いで席とトイレを行ったり来たりしている俺。自転車乗ってアパートに帰るというリアリティが出てこない。そうだ、薬、薬飲もう。大昔、「下痢は止めないで出しちゃいなさい」って医者に言われて以来、あんまり下痢止めは飲んでこなかったけれども、これは飲むときだろう、と、職場の置き薬漁る。あった、あったぞ、「赤玉はら薬」。赤玉て。はら薬て。裏の用法見てみたら、15才以上1回6錠とか書いてんの。6錠て。 それで、開けてみたら、文字通りの赤玉の小さいのがずらっとならんでて、なんかラブリー。6錠流し込んで、それでもやっぱりしばらく効くまで待つか。よし、ラブリーだし、スキャンでもするか。 うーむ、しょぼいフラットベッドでもここまで撮れる。ブツ撮りのカメラマンも大変だ。あ、なんか腹も治まってきたか。だましだまし、帰るか。岡田君のラジオも終わったし。 http://www.fujiyakuh

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    ortica 2015/02/17
  • 君は横浜の夢を見たことはあるか? - 関内関外日記

    横浜の人間は夢を見ない。 横浜ドリームランドがなくなって以来のことである。 横浜の人間がふたたび夢を見たいと願うとき、訪れるところがある。 横浜ドリームである。 横浜ドリームは地下380mにある。 横浜ドリームの店内は昭和の雰囲気がある。 横浜ドリームの店員に「グリーンカレーとレッドカレーはどちらが辛いか?」と問う。 横浜ドリームの店員は「レッドカレーは唐辛子が辛いだけ。グリーンカレーは漢方で元気出る」と言う。 横浜ドリームでグリーンカレーったのは当。 ______________________ お探しの店舗のページはありませんでした べログで店舗を探す

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    ortica 2014/06/03
  • iPS細胞とは関係ない〜『レーニンをミイラにした男』のメモ〜 - 関内関外日記

    モスクワの赤い広場にひとつの霊廟があり、そのなかにレーニンの遺体が横たえられている。私は、このような公然たるロシヤ革命への侮辱、人民の新しき世代への侮辱、進歩する人間精神への侮辱、未来の無階級社会に対する侮辱が、ひとびとの批判もなしに数十年もつづけられてきたことのなかに、ピラミッド体制の驚くべき、恐るべき重さを知って、歯がみせざるを得ない。 「永久革命者の悲哀」  埴谷雄高 レーニンをミイラにした男……その政治的決定を下した人間でなく、そのものずばり遺体に防腐処置を下した男の話。いや、親子の話である。父の名はボリス・ズバルスキー、息子の名は著者イリヤ・ズバルスキー。共著者にサミュエル・ハッチソンとあり、おそらくは冒頭のレーニンの遺体処置をめぐるさまざまと、ソ連崩壊後についてのルポは彼によるものだろうか。まあ、いずれにせよ、レーニンの遺体に関わりを持った旧ソ連人科学者の回顧録である。おれにと

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    ortica 2012/10/11
    [h:keyword:ボリス・ズバルスキー]
  • 埼玉県立近代美術館『草間彌生 永遠の永遠の永遠』へ行ったのこと - 関内関外日記

    http://www.momas.jp/ http://www.asahi.com/kusama/ 「未来はわたしのもの」―草間彌生 こころの憂いの中で沈んだ今日の万物の気配 めくるめく人の世のよろこびと 悲しみの果てに落涙の中にうずもれて わたしは今こそ芸術の力をもって 人の世のはげしさと天空の雲たちの身の色彩のこだまを聞きつつ 芸術の死にかけたはげしさ 私は人の世のかげりの中に 日々の幻影にたえて 明日の芸術のための心を虚しさをさびしく愛のさざ波の彼方に 心のかぎりの愛のしずくの中で 未来をも夢見て 花咲ける今の心は孤独に打ちのめされても わたしは芸術の盾を持って もっともっと人間としてのぼりつめていきたい 宇宙の果てまで、心の高揚にすがりついて 生きて生きていきたいと祈る おれが草間彌生のファンなのは今にはじまったことではないが、そんなに遠い昔からのことでもない。つきあっている女が*

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  • 未来世紀はてな - 関内関外日記

    気づいたら、おてんとうさんが真上にあったんじゃ。この3月はまったく寒くて気づかなかったんじゃが、もう昼じゃった。そのわりには、たくさん空き缶拾えてな、わし、一息つこうと思うて、大袋二つ左リアキャリアに積みかさねた自転車降りて、日当たり探したんじゃ。 そいたらな、花壇の横にわしのような年寄りがひとりおってな、わしのように前世紀の遺物のスポーツ自転車をとめてやすんでおった。やっこさんの獲物も空き缶みたいじゃった。老犬一匹横におって、野良か連れとるのかはまあわからんかった。まあ、そんな輩もめっきり少なくなってな、たまには人と話してみようなんぞと思うて、よって行って隣に腰かけたんじゃ。 そいでな、やっこさん、年の頃はわしよりいくらか上なんじゃが、おてんとうさんだとか、雨さんだとか、砂ぼこりだとかに長い月日を重ねると、まあようわからんようになる。そして、みんな同じような目をして、あの独特のにおい、生

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    ortica 2012/03/14
    [h:keyword:B!][h:keyword:昭和107年]
  • 人生の素晴らしさ、生きる尊さ、自分の大切さ - 関内関外日記

    http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120303/trl12030312000001-n1.htm 「まっとうに、前向きに生きる自信があった」と、順調に更生の道のりを歩んでいた被告。しかし、仕事を始めて数カ月がたつと、歯車が狂い始める。 「重機の操作とか、責任重大な仕事を任されるようになり、ついていけなくなった。普段は来ないような大きさの粗大ごみが持ち込まれると、対処方法が分からず訳の分からない行動をとってしまった」 被告は今回の事件で逮捕された後、精神鑑定で「アスペルガー障害」と診断された。発達障害の1つで、著しい言葉の遅れや知的障害は見られないが、興味・関心が極端に狭かったり、規則的でない作業を苦手とする特徴がある。 だが、当時は周囲も被告自身も、アスペルガーの認識はない。父親に相談すると「自分も口べただったが、今では(営業職で)トップセールスに

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    ortica 2012/03/07
    [search:俺のようなやつ]
  • 僕のおじいさんはチッソの社員です - 関内関外日記

    2012-01-30 ●こちらを読んでいろいろ考えたこと。……のつもりだったけど、だんだんと内容が逸れていっていつもの話になるので、読む必要はないです。 ●整理つかず、矛盾も多くてどう接続していいかわからないので箇条書き。 ●ついこないだ『健康帝国ナチス』を読んで、こんな箇所を引用した。 ともかく歴史的な記憶というものは選択的なもので、我々はともすればその時代の蛮行に目を向けがちである。そうすれば、神聖なる「我々」と堕ちた「奴ら」のあいだにきれいに線を引くことができるからである。 そんな「線」なんて引けるものかよ、というのが筆者の主張といっていいだろう。 我が内なる健康帝国〜『健康帝国ナチス』を読んで〜 - 関内関外日記(跡地) これはもっともなことと思ったわけだ。が、しかし、上の東電のやつを、元のにあたっていないので引用部分についてだが、「企業の責任と、そこで働く人たちの責任とを、絶対

    僕のおじいさんはチッソの社員です - 関内関外日記
  • 俺はもう森に帰りたい - 関内関外日記

    不動産屋がなりふり構わず敷金を返そうとしない件について - 関内関外日記(跡地) 弁護士でも不動産屋でも賃貸不動産管理士でもない高卒の人間が書いた戯言を、何千人者もの人間が読みに来るというのは、なにかおかしいように思える。みんな、他人の喧嘩がおもしろいのだろうか? おもしろいのだろうが。あるいはみんな、不動産屋に騙されたくないと、損したくないと思っているのだろうか? 思っているのだろう。いずれにせよ、やはりすこしおかしいように思える。 さて、下書きは一部書き換えて、DTP的な体裁を整えた上で会社のファクシミリで送信した。翌日返送という速度を優先した。不動産屋は内容証明なんぞ慣れっこだろうし、返事がなければまたべつの手段を取るだけだろう。やれることをやるだけだろう。 ……さて、こんなやり取りをしている俺、先のことを考えている俺はどんな心境になっているのだろうか。精神的に問題があってひどく打た

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  • いかにして僕は心配するのをやめたか - 関内関外日記

    30で職なしの私は死ぬしかないんでしょうか - 1232445376 - したらば掲示板 世の中に心配や絶望の種は尽きないが、僕はもうすっかり心配するのも絶望するのもやめてしまったので、そのことについて書きたい。僕はといえば、だいたいずっと自分にもこの世にも失望していたし、希望をもった瞬間なんて物心ついてからひとときたりともなかったのだけれども、そんな僕でも心配をやめられたという話だ。 簡潔にいえば、死ぬことにしたのだ。 まあ、今からすぐ死ぬという話ではないのだが、かといって5年、10年というスパンでもないのだろう。ともかく、えなくなったら死ぬということだ。そうだ、これまで僕はなんども刑務所に行くような末路について考え、述べてきたのだけれども、一方で自分で死ぬことについては「そんな度胸はない」と言ってきた。せいぜい不慮の事故で死にたいというくらいしか言い切ってこなかった。自分の希死願望と

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    ortica 2011/10/29
  • ぼくがブログを書いている場所 - 関内関外日記

    ぼくは、というか、ぼくたちは、ささやかなブログを書いてきた。ぼくたち、すなわちジョンとレノンとショーンとマッカートニーとレオンとレロンのリー兄弟のユニットは、わりあい多くの記事を、それなりに仲違いせずに書いてきた。そのブログは、だれにも顧みられることもなく、注目されることもなかったし、毀誉も褒貶もなく、ただただ書きつづけれられていった。はじまりもなければ終わりもなかった。原因も結果もなかった。結実することはずっとないとわかっていた。 そのうち、おもに自転車について書くジョンが抜けるといい、写真を担当していたビッグ・レオンとジュニア・レオンのレオン兄弟も抜けると言い出した。みなそれぞれに合致するところと決して合致しないところがあって、ついに合致しないことがわかってしまって、ついにはついにぼくらはばらばらになってしまった。 そうしてぼくは先生のところの世話になった。先生の建物のエレベーターは、

    ぼくがブログを書いている場所 - 関内関外日記
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    ortica 2011/10/23
    [google:image:ぼくに施された処置]
  • ウィリアム・ギブスン先生、『ニューロマンサー』映画化について語る - 関内関外日記

    SF映画『ニューロマンサー(原題) /Neuromancer』の実現が一歩進んだ。映画『マトリックス』『攻殻機動隊』などのSF映画に多大な影響を与えた、SF小説の金字塔「ニューロマンサー」の映像化企画だが、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督によって2012年早々に着手するとcollider.comなどが報じた。 SF小説の金字塔「ニューロマンサー」映画化をヴィンチェンゾ・ナタリが監督、東京で撮影も? - シネマトゥデイ テレビの空きチャンネルの色を今の子供たちは知らない。僕たちの脳みそはいまだに電気じかけではなく、セシウム色の空を感じることすらできない。 そんな今日の日に、『ニューロマンサー』映画化進行中の一報が舞い込んできた。これはたいへんな話だと思う。『ニューロマンサー』にはとくべつな何かをいだいている人……、SFファンも少なくないと思う。そこで、ウィリアム・ギブスンが映画化について語ってい

    ウィリアム・ギブスン先生、『ニューロマンサー』映画化について語る - 関内関外日記
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    ortica 2011/05/26
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