【人気商品開発ヒストリー】油分７０％カット、サクサク食感 サッポロ「ポテかるっ」 (1/3ページ) - MSN産経ニュース野球場内で、サーバーを担ぎサッポロのビールを販売する売り子。抱き合わせで販売した「ポテかるっ」も上々の評判だ（提供写真） 原料のイモをスライスしてチップス状にした後、油で揚げ、「シーズニング」と呼ばれる味付けの粉を振りかけるのが普通のポテトチップスだ。 これに対し、サッポロファインフーズの「ポテかるっ」は四角にカットして乾燥させたイモを高温の金属板でプレスする。この時、イモに含まれる水分に熱が加わり、水蒸気が外に逃げようとする力にしたがってイモが広がる。 ポップコーンがはじける原理と同じだが、「ポテかるっ」の場合、熱と同時に圧力が加わるため、イモは水平方向に広がり、チップス状になる。粉がなじみやすいように少量の油を噴霧し、回転するドラムの中でシーズニングをふりかけたのち、遠赤外線オーブンで焼き上げる。 この製法により、油で揚げたポテトチップスに比べて７２％の油分をカットし、わずか１３８キロ
