時代に応じて飲酒文化も変化している。若者のアルコール離れが進んでいるとも言われる中、宝酒造はスパークリング清酒「澪」と松竹梅「昴」の2商品を軸に、日本酒市場の開拓を行っている。商品第二部の田和綾子氏がそれぞれの戦略を話す。 縮小する市場の活性化を狙い 日本酒を“飲まない層”を開拓 日本酒市場は1970年代から縮小し続けており、ピーク時の1975年と比較すると2018年は28%ほどの市場規模になっているという※。このような状況の中、日本酒や焼酎をはじめ独自の技術力を生かした商品を開発する和酒メーカーである宝酒造では、新たな価値・ベネフィットを持つ商品を開発・育成していくことで日本酒市場全体の活性化を目指している。 ※出所:日本酒造組合中央会 課税移出数量 宝酒造 商品第二部の田和綾子氏は、そのような市場活性化を担う新たなプロダクトとして、スパークリング清酒「澪」と松竹梅「昴」の2つの事例を挙