試験の担当社員は2016年以降、移動式放射線測定器3基の安全試験の実施を怠った。測定器が安全に機能しているか確認するため、2年に1度実施すべきだった試験を実際には行わず、架空のデータを検査記録に記入した。 問題となっている測定器は、放射性燃料を中間貯蔵施設に輸送する際、放射性燃料のコンテナから出る放射線を測定するもの。中間貯蔵施設に輸送後、コンテナの放射線レベルは再度測定される。 スイス連邦原子力安全検査局は、プラントと中間貯蔵施設の間で放射線レベルの明らかな差は見られず、この過失が安全性に影響を及ぼすことはないとした。放射性燃料を運搬した社員も被ばくの異常値は確認されなかった。 (図は2016年のデータ) 同プラントを運営・所有する電力会社アクスポ(Axpo)は、2月中に詳細に関する報告書を安全検査局に提出する必要が生じた。安全検査局はこの報告書をふまえ最終的な結論を発表する。他の検査記
![スイスの原子力発電所でデータ改ざん](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/82d0eeef7947bed1b9220b6eb6e69e5a9f5aea4f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.swissinfo.ch%2Fresource%2Fimage%2F44723368%2Flandscape_ratio16x9%2F1920%2F1080%2F7fc2f35bfafa55f2b347ea707cf4d366%2FA566CF42178D995D7135C0E9921A5A59%2F299854624.jpg)