アメリカのトランプ大統領が、イランなど7か国の人の入国を一時的に禁止したことを受けて、イラン政府は3日、イランで今月開かれるレスリングの国際大会に出場する予定の、アメリカ人選手の入国を認めないと発表しました。 イラン外務省は3日、今月16日からイランで開かれるレスリングの国際大会をめぐって、出場予定のアメリカ人選手の入国を認めないことを、国営通信などを通じて明らかにしました。 イランとアメリカは1979年のイスラム革命のあと、断交していますが、レスリングではともに強豪国として知られ、両国の選手は、レスリングのオリンピック競技としての存続を訴えるために親善試合を行うなど、長く交流を続けてきました。 今回の決定について、外務省の報道官は「トランプ大統領の政策のため、アメリカチームの入国に反対せざるをえない」などと述べ、原因はアメリカ側にあるとの考えを強調しました。 イランでは、アカデミー賞候補