ネットでV(バーチャル)チューバーとして活動してきた「もるすこちゃん」(30代)=仮名=は、安倍晋三元首相の銃撃事件後、統一協会(世界平和統一家庭連合)の信者2世であることを告白しました。いま統一協会の解散や2世の救済を求めて活動を続けています。2世としての体験と思いを聞きました。(統一協会取材班) もるすこちゃんの両親(いずれも70代)は、学生時代に統一協会へ入信し、集団結婚しています。ともに協会活動に専念する「献身者」でした。「両親が献金と献身したため、親元にいた20歳ぐらいまで、とにかく貧乏でした」 就職し妹に学費 小学校低学年のときにテレビが壊れ、中学生まで買い替えてもらうことができなかったといいます。ゲームも、おもちゃもなく、服はすべておさがり。成績がよく学費免除でしたが、奨学金を借り家族の生活費に回しました。自身は大学進学をあきらめて就職。「せめて2人の妹は大学に」と、ボーナス