「ウエアラブル?日常での装着には興味ないかもね」 過激なまでに少ない言葉で切り捨てる。猪子節は顕在だ。 ただそのあとに、チームラボの猪子寿之氏は、大きな声で補足し始めた。 「いや、誤解してほしくないんだけど、例えば、ウエアラブル向けアプリは喜んで受託開発するよ。受託開発大好きだから!どこよりもやばいアプリを開発する自信はあるよ(笑)。ただメガネそのものの開発は、シリコンバレーにいる僕よりずっと優秀な人たちの係。僕の係じゃない」。 猪子氏は「世界は係の制度で前進する」と言う。概念を提唱する係の人、メガネ型機器を作る係の人。自分たちは、「シリコンバレーに係がないところの係」に専念したいと言う。 猪子氏によると、シリコンバレーの「係」は個人の脳の拡張。脳の拡張の代表例はコンピューターで、1つの脳から別の脳にどう信号を送ればいいのか。そのための道具が身体に近づいていくというのが大きな歴史の流れ。
![朝日新聞: 「ウエアラブルは時代の流れ。ただ、だれもが装着するわけじゃない」 猪子寿之氏 - ウエアラブル・テック・エキスポ in Tokyo](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d26ca3b3401765fc37aec61372baa68b8c5341ca/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwearable.asahi.com%2FS2008%2Fupload%2F2014022400001_2.jpg)