鳥取県琴浦町内で唯一の書店だった「今井書店アプト店」(琴浦町八橋)が30日で閉店した。ショッピングセンター「アプト」のテナントの一つで、2006年オープン。日用品の買い物とともに立ち寄れる便利さもあり親しまれ、町民からは残念がる声が聞かれた。 【書店をめぐるデータ分析】消える書店 ビジネスモデルの制度疲労 閉店を決めた今井書店(松江市殿町)はホームページや店内の張り紙などで告知。閉店後の問い合わせは、倉吉パープルタウン店で受け付けるとしている。 山陰両県で店舗展開する同社では、6月末の境港店(1989年開店)に続く閉店。鳥取県内の同社の書店は5月にオープンしたMEGAドン・キホーテ米子店を含め、鳥取、倉吉、米子3市の計7店舗となった。 琴浦町から最も近いのは、アプト店から東へ約7キロ離れた隣の北栄町の別の書店になる。琴浦町の男性(86)は「週刊誌はコンビニでも買えるが、書店でしか買えない本