「情報設計(IA: Information Architecture)」は、ユーザーが目的の情報に迷わずたどり着くための基盤となる重要な考え方です。私は国内向けのサービスを運営している事業会社に所属しており、普段からいろんなサービスを触っているうちに、日本と欧米のサービスの情報設計に大きな違いがあることに気づきました。 この記事では、日本と海外における情報設計の思想の違いについて調べたことを紹介します。 情報量満載の日本、削ぎ落とす欧米たとえば、楽天市場の日本版は、文字・画像・リンクが密集し、ファーストビューだけで何十もの情報が目に入ります。一方、Rakuten USは白を基調とした余白のあるレイアウトで、ユーザーの視線を絞り込むように設計されています。 同じ傾向はスターバックスにも見られます。日本版はキャンペーンや新商品を賑やかにアピールし、画像も豊富。一方、アメリカ版は大きなビジュアル
