ブックマーク / bunchiku.com (86)

  • 【カクヨム】ロイヤリティプログラムって必要? - アマチュア作家の面白小説ブログ

    昨日、Mさんから、興味深い提案をいただきました。 「…… 『作者にお金を払わせて作品をアピールするシステム』を造れば良いと想うんですがねぇ。 カクヨム的にも「美味しい」ですし、真剣に書いてるかいい加減に書いてるかである程度、篩にも掛けられます。 ワタシなら自分の作品に一万課金しますがね(≧▽≦) ソレでダメならもっと努力して腕を磨くだけです。」 この、作者がカクヨムに対してお金を払うという仕組みは実は僕も結構ありだと思ってます。 カクヨムを始めたあたりは、広告もなく、しかもこんなに洗練されたサイトで書かせてもらっているんだから、利用料払うべきなんじゃないのって真面目に思いました。 そののち、ロイヤリティプログラムという、書き手に対して報酬を与えるプログラムまで作り、カクヨムさんは当に書き手に対してなんて優しいサイトなんだと思ったりもしました。 でも…… 皆さん、リワードどんな感じなんです

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    ot_nail 2024/05/13
  • 【カクヨム】完成稿を大事にしよう - アマチュア作家の面白小説ブログ

    皆さん、どこまで推敲して投稿しているのか分からないが、僕はカクヨムで書いていた時は結構書いたばっかりの状態でもまあこんなんでいいかと投稿した。 前回までの「長編の書き方」でも書いた通り、物語の途中の段階であまり細かいところを気にかけてもしょうがないかなと思うからだし、これも前に言ったが、考えて時間を止めるよりも勢いのままに書いてとにかく物語自体を前に進めたいと思うからだ。 こんなことを書くと、まるで書きかけの原稿を並べているだけと言ってるようなものだが、実際そんな感じがしないでもない。 ただ、こういう投稿の仕方は読んでもらいたいと思っている書き手の方にとっては、心情的に難しいかなとも思う。 なぜなら、あんまり適当に書けばなんだこれはって、そこで読むのをやめられてしまうし、一度抜けた人は大概二度と戻ってこないからだ。 つまり、カクヨムみたいな小説投稿サイトではPVは常に下降線を辿るということ

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    ot_nail 2024/05/12
  • 【小説技法】長編の書き方 その9 - アマチュア作家の面白小説ブログ

    最後の一行を書き終えたときの気持ち。 この感動は長編を書いた人しか分からないと思います。 長かった道のり。 何度も挫折しかけ、それでも頑張って書いてきた。 そして今、目の前に自分の作品が誇らしげにある。 長編を書き終えた人は、自分を誇っていいと思います。 それだけのことをやり遂げたと思います。 しばらくは、この思いに浸ってのんびり過ごしていいと思います。 でも、ちょっと待って欲しいんです。 最後のひと仕事をして欲しいんです。 すぐじゃなくていい。 少し間をおいてからでいい。 自分の書いた物語を最初からもう一度読み直してほしいんです。 自分の書いた物語を推敲して欲しいんです。 小説投稿サイトだと、今さら前に書いたものを直してもなって思うかもしれませんが、それでも見直してほしいんです。 その時は一話ごとに読むんじゃなく、ワードか何かに全部くっつけた状態で、できれば縦書きで読んでみて欲しいんです

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    ot_nail 2024/05/11
  • 【小説技法】長編の書き方 その8 - アマチュア作家の面白小説ブログ

    プロットも決まった、キャラも決まった、こうなれば、あとは自然に物語は進んでいき、ついにラストを迎えることになります。 今日はこのラストについて書いてみたいと思います。 ラストの形自体は千差万別、ハッピーエンド、ビターエンド、バッドエンド、いろいろあるんでしょうし、どれがいいなんてものはないと思います。 ただどんな形であれ、終わるときにしっかり終わらせることが大事だと僕は思っています。 長編を書いた人なら分かりますが、やっぱり最初の長編はもの凄く愛着があるんですよね。 ある意味、終わらせたくない。 だから、引き伸ばしたくなる。 でも、それは当に必要かということをしっかり考えるべきだと思うんです。 自分が当に書きたかったもの。 それが書き終えたと感じたら、そこで筆を止めるべきだと思うんです。 キャラに愛着が出てきて終わらせたくない、もっと書きたいなんて思い始めると、余計なストーリーをつなげ

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    ot_nail 2024/05/10
  • 【小説技法】長編の書き方 その7 - アマチュア作家の面白小説ブログ

    ストーリーとプロットは違う。 物語を変化させる事象。そういうものは、プロットとして予め埋め込まれておくべきものだ。 これはプロットの説明の時に書いておくべきことだったのかもしれないが、物語にメリハリが感じられないとしたら、それは明らかに、プロットが練られていないのが原因だと思う。 プロットがしっかり定まってないので、だらだらと書かざるをえない。 だから、意味不明なエピソードやストーリーをつなげてしまう。 そうなると、読んでいる方は明らかに退屈に感じてくる。 これは僕たちみたいなアマチュアがよく陥る落とし穴だと思う。 つまりストーリーで起承転結を作ってはだめだということだ。 起承転結はプロットで練っておけということだ。 まあ、今日はストーリーの話なので、そうやってある程度プロットが練られていたと仮定する。であれば後は書くだけなのだが、せっかく頑張って書いて投稿しても、冗長だとか描写不足だとか

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    ot_nail 2024/05/09
  • 【小説技法】長編の書き方 その6 - アマチュア作家の面白小説ブログ

    キャラづくりについては、前回までで十分かと思う。 テクニックとしては、いくつかないでもないが、結局それは小手先のことであり、前回言ったことが全てであり、そこがなければいくら技術でカバーしようとしてもどうにもならないと思うからだ。 いずれにせよ、魂が入らない限り、キャラは紙の中のアイコンに過ぎない。 そのキャラに魂を吹き込めるのはあなた自身なのだ。 あなたはそのキャラにどういう魂を吹き込めるのか。 それができたときに初めてそのキャラは自分の力で起き上がり、物語の中を動き出す。 それがキャラが立つということの当の意味だと思う。 ということで、キャラの話はここまでにして、そろそろ次のステップに入っていきたい。つまりストーリーを組み立てて、書き始めるということだが、ストーリーについてはあまりこうだというのを僕自身もっていないので、思っていることだけをピックアップして書いてみる。 まず、一話目をど

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    ot_nail 2024/05/08
  • 【小説技法】長編の書き方 その5 - アマチュア作家の面白小説ブログ

    キャラを立たせる。 これは当に難しい問題です。 こう書けばキャラが立つなんて答えはたぶんない。 だけど僕的に、こういう書き方はイマイチだなというのはあるので、今日はそれをテーマに書いてみたいと思います。 例えば、学園一の美少女キャラを登場させようとします。 そのキャラを登場させようとするときに、どう書きますか? ドアをとんとんと叩く音がした。 「空いてますよ」教授はそういって振り返った。 すると学園一の美少女、花咲麗が入ってきた。 まあ、こんな書き方もあるんでしょうね。 この女性が単なる端役ならこれでもまあいいでしょうけど、これがメイン級のキャラだとしたらキャラの説明としては弱すぎでしょうね。 ドアをとんとん叩く音がした。 「空いてますよ」教授はそういって振り返ったが、入ってきた少女を見た途端、思わず息を飲んだ。そして呟くように言った 「……もしかして君があの……」 博士の視線を感じ、体

    【小説技法】長編の書き方 その5 - アマチュア作家の面白小説ブログ
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    ot_nail 2024/05/07
  • 【小説技法】長編の書き方 その4 - アマチュア作家の面白小説ブログ

    さて、プロットもできたことだし、続いてはキャラ作りということになる。 キャラづくりにおいては、履歴書というかプロフィールを作ってキャラの性格やら来歴を細かく考えていくというやり方もあるが、僕はこのキャラ作りをあまり細かくやらない。やった方がいいかなと思う時はあるが、どうもその気にならない。なぜなのかと自分でも考えるが、どうもうまい答えがでてこない。 ただなんとなく思うのは、僕はキャラになりきって書くことが多い。 だから完全に机上で作り上げたキャラに感情移入しにくいからなのかもしれない。 書き始めたときは僕の中ですら、そいつがどんな奴だか深くは分かっていない。だが会話の一つ一つ、行動の一つ一つを書いていくにしたがって、僕の中で徐々にそのキャラの輪郭ができあがっていく。 そして、ある段階でそのキャラが僕と一体となっている瞬間を感じる。 その時、初めて僕はそのキャラを完全に理解したと感じるのだ。

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    ot_nail 2024/05/06
  • 【小説技法】長編の書き方 その3 - アマチュア作家の面白小説ブログ

    さて、今日はプロットの話をしたいと思うが、そもそも僕はプロットとは何か正確に理解していないので、ウィキペディアで調べてみた。 プロット (英語: plot) とは、ストーリーの要約である。プロットはストーリー上の重要な出来事のまとまりであり、重要な出来事とは、後の展開に大きな影響を与える出来事である。すなわち、プロットは出来事の原因と結果を抜き出したものである。ここでいう原因と結果とは、例えば「犬が歩く。棒にあたる。動物病院に運ばれる。治療を受ける。回復する」といったことである。 プロットはストーリーとは異なる。プロットは因果関係であり、ストーリーは単なる前後関係である。「王女は雪山に逃げた女王を追う。だから、王女は雪山で女王を見つける」はプロットである。一方で、ストーリーは、出来事を起こる時間の順序どおり、省略せずに並べた文章であり、プロットとは区別される。「王女は雪山に逃げた女王を追う

    【小説技法】長編の書き方 その3 - アマチュア作家の面白小説ブログ
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    ot_nail 2024/05/05
  • 【小説技法】長編の書き方 その2 - アマチュア作家の面白小説ブログ

    前回は、書こうとする長編の世界観をイメージできるものを見つけようみたいな話で終わりました。 となると、次はプロットを作るということになるのですが、僕の場合は、そこがちと微妙なんです。なんというか、その世界観を考える時にプロットみたいなものを一緒に考えてしまうんですよね。 どういうことかというと、前回紹介した「リバイアサン」という僕の書いている長編で例えると、リバイアサンという聖書に描かれる怪物をイメージしたと昨日書きました。 でもそれだけじゃ、ただの怖い怪獣に過ぎません。 だから、リバイアサンというものをどう物語に生かそうかと考えていたら、他にもいろいろとキーワードがぽつぽつ浮かんできたんですよね。 腐臭漂う現代の姿、宗教に翻弄される人間、世界を破滅に追いやるアンチクライスト(獣)。特にアンチクライストは人であるという聖書の一文が、かなり自分の中で大きかった。 リバイアサンという存在を神が

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    ot_nail 2024/05/04
  • 【小説技法】長編の書き方 その1 - アマチュア作家の面白小説ブログ

    長編を書こうと思っている皆さん、最初に何から始めますか? いろいろなやり方があるかと思いますが、僕は最初に、その長編の世界観とその世界観を特徴づけるものを具体的にイメージします。 例えば、「ツァラトゥストラはかく語りき」というミステリー小説を書いたときは、まさに哲学者ニーチェの書いた「ツァラトゥストラはかく語りき」を題材とし、そこで語られる超人思想、永劫回帰思想に心酔した犯人が社会の変革を目指すために殺人を犯すところから書き始めました。 現在執筆中の「リバイアサン」というミステリー風時代小説では、聖書の『ヨブ記』に出てくる、神を除きこの地上において最強のものとして知られるリバイアサンをモチーフにして、中世ヨーロッパ的な世界を舞台設定とし、腐敗しきった世界を滅ぼすために神が世界に送り込んだとされるリバイアサンとはいったい何者なのか、どうすれば世界を救えるのかということを主人公とともに探り当て

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    ot_nail 2024/05/03
  • 【小説技法】個性の書き分け - アマチュア作家の面白小説ブログ

    今、執筆中の長編で僕の中で課題にしていることがある。それはキャラの個性を書き分けられるかということだ。 人にはいろいろな個性がある。 勇敢、賢い、優しい、元気、そういういわゆる誰からも好かれるような性格もあるが、頑固、臆病、ずる賢い、自分勝手、傲慢というようなどちらかと言えばマイナスの性格もある。 僕はこの長編で6人の少年少女をメインキャラとして扱っているが、この6人にも当然性格の違いがあり、その違いをしっかりと書き分けたいと思っているのだ。 さらに付け加えていけば、主人公と敵役というポジションすら無くしてしまいたい。どちらが正しくて、どちらが悪かということすら固定せずそれぞれのキャラたちを書き分けたいと思っているのだ。 そういうことをすると読者の方が混乱するかもしれないということはよく分かっている。だが、それでもそういう書き方をしてみたいと思っているのだ。 単純な正義と悪というくくりの中

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    ot_nail 2024/04/08
  • 【小説技法】長編の終わらせ方 - アマチュア作家の面白小説ブログ

    長編をどこで終わらせるかということは、いろいろ議論があるだろう。 ちゃんと終わりを見据えているのであれば何も問題ないが、マンネリになってしまうことも少なくない。 たとえば、北斗の拳という漫画がある。 あくまでも僕個人の意見だが、あれはやっぱりラオウの死で終わった方が良かったのではないかと思う。 カイオウ編がだめだと言うのではない。ただ、ラオウの死までがあまりに完璧すぎて、そこで終わればまさに伝説となっただろうなと思うのだ。 だがそんなことを思いつつ、カイオウ編が始まったとき、まだ続くんだと喜んだ記憶も自分の中には確かにあったのだ。 つまり僕の言っていることは、全部終わったあとにあそこで終わってれば最高だったのにといういわゆる結果論にすぎない。 カイオウ編が僕にとって凄いと感じられたら、こんなことを思いもしなかっただろう。 ただそうは言っても、やっぱりカイオウ編は新しい物語であり、おそらく作

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    ot_nail 2024/04/07
  • 【小説技法】群像劇 - アマチュア作家の面白小説ブログ

    今、僕が書いている物語は群像劇的な性格を持たせている。 メインキャラは確かにいるのだが、そのキャラの視点だけでない別なキャラの視点での世界観を描きたいと思っているからだ。 だがそういう群像劇を成立させるためには、主人公以外のキャラにもメインキャラに匹敵するくらいの存在感と存在理由を与える必要がある。 そういう書き方はある意味でかなり難しい作法であることは確かだと思う。 一人の人生を書くのですら大変なのに、複数の人間のドラマを並行的に書かなければならないのだから。だが上手くいけば、それぞれのキャラが一つの楽器のように音を奏ではじめ、まさにオーケストラのような重奏的な調べを生み出し始める。 複数のキャラを出すときに僕が大事だと思っていることは、それぞれのキャラにしっかりと命を吹き込むことだと思っている。逆に言えば、命が入っていないキャラは登場させたくないとさえ思っている。 そういうキャラがいる

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    ot_nail 2024/04/06
  • 【小説技法】ネタづくり - アマチュア作家の面白小説ブログ

    小説のネタというのは至る所に転がっているが、やはり自分が経験したことが一番リアルに書きやすい。 でも、そんな小説のネタになるような体験なんてしてないしなあという人がいるかもしれないが、それは物事を表層的にしか見ないからそういう発想になるんだと思う。 以前、自分の恋愛体験をもとに女は謎だというテーマのエッセイを書いたことがあるが、意外と好評だったようで、男は謎だという逆パターンを書かれた書き手さんもいた。やはり恋愛ものは多かれ少なかれ万人が興味を持つテーマだと思うし、男と女が織りなす最高の駆け引きであり、人間ドラマの縮図だと思う。どんな恋愛だって、そこには人と人との心の交錯があり、ネタにならないはずがないと僕は思う。 今、僕は熱帯魚を飼っているが、それをネタにしたら面白そうかなと思っている。 アクエリウムの世界にのめりこんでしまい精神が破綻する男の話だ。 真っ暗な部屋の中で水槽の明りだけが光

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    ot_nail 2024/04/05
  • 【小説技法】聖書 その3 - アマチュア作家の面白小説ブログ

    僕が聖書に興味を持ち始めた最初のきっかけは、たぶん20世紀の終わりのころだったと思います。その頃、世界が滅びるとかそんながたくさん出てましたが(ノストラダムスの大予言とか日沈没とか)、その中に聖書の黙示録があったのです。 僕は黙示録の世界に引き込まれました。 七つのラッパを吹く天使、四人の騎士、龍(サタン)、666の獣、バビロンの大淫婦、新しい天と地…… 最初は、こうした謎めいた言葉や世界観に引き込まれましたが、今は、まさに現代と黙示録の世界との対比という視点で関心が深まっています。 四人の騎士がというものがいます。 黙示録には、こう書かれています。 「小羊がその七つの封印の一つを解いた時、わたしが見ていると、四つの生き物の一つが、雷のような声で「きたれ」と呼ぶのを聞いた。そして見ていると、見よ、白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、弓を手に持っており、また冠を与えられて、勝

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    ot_nail 2024/04/04
  • 【小説技法】聖書 その2 - アマチュア作家の面白小説ブログ

    創世記にカインとアベルという兄弟が出てきます。この二人はエデンを追放されたアダムとイブが生んだ最初の子どもたちです。 このうちカインは畑を耕し、アベルは羊を飼うものとなります。ところが神はアベルの捧げものは受け取ったのにカインの捧げものには見向きもしません。これに腹を立てたカインは野原にアベルを呼び出して、殺してしまいます。 そして神が「アベルはどこにいるか?」とカインに尋ねると、カインは「知りません。私は弟の見張り番なのですか」と神に対して嘘をつきます。 神はこの罪に対して、カインを荒れ野に追放するのです。 つまりカインは人類最初の殺人者であり、嘘をついた最初の人間なのです。 でもこれもよくよく考えると理不尽なことがあります。なんで神はカインの捧げものに見向きもしなかったのでしょうか? いろんな説がありますが、それは結局、そうじゃないかという推測です。肝心なことは聖書ではそのことについて

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    ot_nail 2024/04/03
  • 【小説技法】聖書 - アマチュア作家の面白小説ブログ

    僕は別にキリスト教信者でもないし、聖書に造詣があるわけでもありませんが、意外と僕の書く作品には聖書を題材にしたものが多いです。 僕が聖書に惹かれるのは神と呼ばれる存在にあまりに理不尽な点が多いことと、それに振り回される人間たちのドラマが物凄く魅力的だからです。 例えば、アブラハムという人がいます。 アブラハムはいわばユダヤ人の始祖みたいな人で、神はアブラハムに約束の地を与え、お前の子孫を星の数ほど増やそうと言われた。 ところがそう言っているにも関わらず、神はアブラハムに試練を与えます。 ある日、神の声が聞こえて、大事な一人息子のイサクを神への捧げものとして、燔祭(いけにえの動物を祭壇上で焼き殺し、神にささげる)にせよと命じるんです。 アブラハムの葛藤は聖書には書かれていませんが、それってありですか? しかもイサクという息子は100歳近いアブラハムとサラの間に産まれた奇跡の子どもですよ。そん

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    ot_nail 2024/04/02
  • 【小説技法】推敲 - アマチュア作家の面白小説ブログ

    今、書き終わった作品の推敲に時間をかけているのですが当に難しいです。改めて見ると、だめなところがたくさんありすぎて嫌になります。 今日はどういうところが駄目なのか、少し一般化してご紹介したいと思います。 その一 接続詞が多すぎる これはついつい使っちゃんですが、文芸作品として見たときにほんと余計。「そして」なんて、相当省きました。 話し言葉の感覚で地の文を書いちゃうから、なんとなく使っちゃんうんですが、改めて見ると邪魔な感じが物凄くあります。 その二 意味の分からない喩えを使っている 作家マニュアルには陳腐な形容詞を使うななどとありますけど、それを真に受けて、意味不明な喩えをすると読みにくいし、文章の格ががくんと落ちます。 そういう喩えはここぞってときに使えばいいので、毎度毎度変な喩えをするのは逆効果じゃないかと思ってしまいます。 その三 余計な言葉が多すぎる その一、その二と同じことで

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    ot_nail 2024/04/01
  • 【小説技法】縦書きと横書き - アマチュア作家の面白小説ブログ

    小説を書くときにWeb向けと紙向けとでは全然違います。 特に横書きと縦書きの差というのは歴然としてあります。 このことについても少し旧エッセイに書いたのでご紹介します。 最近、書き方を紙向けの仕様に戻している。 一時、WEBで読みやすいように敢えて間隔をあけたり、段落を早めに変えたりしたが、やめた。 なので皆さんが僕の作品を見たときに、うわっ、字いっぱいで見ずらいっていう方もいるだろう。でもまあ、それは勘弁してくださいという言うほかはない。 いずれどこかの新人賞に出そうするならば、やはり縦書きの作品として形になるような体裁を取りたいと思うし、そういう表現にしたいと思っているからだ。 もちろんWEB用の書き方の方が全然見やすい作品もある。 最近、僕が読んでいいなと思ったカクコン5の応募作はあえて一編を短くして、しかも会話と心の声を適度にいれながら、まるで会話しているような感じで一気に読めて素

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    ot_nail 2024/03/31