ブックマーク / bunchiku.com (78)

  • 【短編小説】カクヨムの天使(下) - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

    翌朝、私の期待は見事に裏切られた。近況ノートには何のリアクションもなかった。 その日は仕事どころではなかった。私は頻繁にスマホをいじってはリアクションの有無を確かめた。 相手だって仕事があるんだ、すぐに返事を出せる余裕がないのかもしれない。そんな風に自分に言い聞かせた。でも、そう思った数分後には再び机の脇においたスマホの画面を触っていた。 その一週間は私にとって残酷なくらい長くて、辛い一週間だった。私はほとんど仕事が手につかず、ひたすらスマホをチェックするだけの日々を過ごしていた。 私はもはや、ただ待つことに耐えられなくなっていた。金曜日の夜、私は家に帰るとバッグを放り投げて、そのままパソコンの前に座り、新しい小説を書き始めた。 短編ならすぐに書ける。今日中に仕上げれば明日には投稿できる。そうしたらカクヨムの天使が見てくれるかもしれない。それだけが私の心を占めていた。 私は徹夜で書き上げた

    【短編小説】カクヨムの天使(下) - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ
    ot_nail
    ot_nail 2024/07/05
  • 【短編小説】カクヨムの天使(上) - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

    「私はカクヨムという小説投稿サイトで、時折、小説やエッセイを投稿しているアマチュア作家。将来の夢は作家なんていうほど、自分の才能を過信しているわけではないけど、やっぱり自分が書いた作品は誰かに読んでもらいから、このサイトで活動している。 カクヨムに加入してから1年がたち、これまで書いたものは恋愛ものや少しファンタジー調の短編が6ほど。少しづつフォロアーも増えて、今では投稿すれば★を20から30くらいはつけてくれるし、必ず一つや二つはレビューも貰えるようになっていた。 毎日投稿するわけでもなく、仕事と折り合いをつけながら、週末に書きだめして投稿するのが毎週の日課だった。気が乗らないときは昔の作品に貰ったレビューを何度も見返したり、レビューを書いてくれた人の作品を見て、少し甘目に★★★をつけたり、新人作家の作品を読んで、妙な安心感に浸ったりしていた。 仕事は小さい建設会社の事務員で、そんなに

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    ot_nail 2024/07/04
  • 芸能の世界 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

    芸能を職とする人たちは、華やかに見えてその実相は僕たちが想像できないくらい大変なんだろうなと思う。 演技するいうことは、ある意味その配役になり切る必要がある。 能などは、恨みを残して死んだ人の魂を憑依させるともいわれる。 そう言う意味では、苦しい役を演じる方々は、その心を自分の心に宿らせているんだろうし、それは相当厳しいことのように思う。 そして、それは書き手であっても同じことだと思う。 僕はいい物語は、全てのキャラに血肉が通っていると思っている。 ということは、悪役や悲運な運命を背負ったキャラにも書き手は心血を注いで、血肉を与えなければならない。 言うのは簡単だが、実際、それはかなりエネルギーを使う作業で、時折、抜け殻のようになり、書くのが嫌になるときがある。 昔から芸術家と呼ばれる人たちが、自殺したり、精神を病んだりする人が多いというのも、そういうことを考えるとなんだか分かる気もする。

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    ot_nail 2024/07/03
  • 【社会に対して好き勝手に放言します】総集編 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

    という国は素晴らしい文化歴史、精神性を持っている国だと思う。海外に行って、外から日を見るとそのことが当によく分かる。だが残念なことに最近どんどん日の良いところが失われているように感じる。 経済大国日、平和で豊かな日。 確かに外面だけみたら、そうなのかもしれない。だけど一枚皮を剥いだら、そこにあるのは薄汚く、利己的で、欺瞞に満ちた日の社会。こんなんで当に良いんですか? 僕は日が好きだし、 日に生まれてよかったと思うし、この日という素晴らしい国をしっかり自分の子供たちの世代につないでいきたい。 だから、社会に対して好き放題言わせてもらいます。やっぱり今の社会はおかしいってことを。ということで、お読みになる方によっては、そりゃ違うだろと思う方もいるかもしれませんが、あくまでも僕個人の心の叫びだということで、ご容赦願います。 僕の中に棲む鬼 僕が書く理由 その一 僕が書く

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    ot_nail 2024/07/02
  • 小悪魔 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

    小悪魔みたいな女性がいる。 男は、弄ばれていると分かっていても、どうしてもそういう人に惹きつけられてしまう。 体を擦り寄せてきて、ねえ、ねえ、あれ欲しい、とねだる。 僕は一瞬ためらうが、その子の顔を見ると自然に笑顔になり、しょうがないなと買ってしまう。 私のこと好き? とつぶらな瞳で聞いてくる。 もちろんと答える。 一番好き? とさらに聞いてくる。 当たり前だよと答える。 すると、じゃあ、二番目は? と聞いてくる。 そうだなと言葉を濁すと、急に怒って僕を責め立ててくる。 ママが二番目でしょう! そう言って、可愛い顔を真っ赤にして怒る。 そうだった、そうだったと言うと、娘はパパ大好きと言って、僕のほっぺにチューをしてくる。 聞いているのか、聞こえないふりをしているのか、嫁さんは静かに台所で料理を作っている。 女性は謎だ。 女性は男を悩ませ、苦しめる。でも女性がいるからこそ、男はこの世界で生き

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    ot_nail 2024/07/01
  • 【カクヨム読まれない】星(★)が減る - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

    カクヨムでは、たまに星(★)が減ることがあるんですよね。 あっ、星(★)つけてくれた! やったぜ~! ……えっ、なんで、星(★)の合計が減ってんの? いろいろ調べてみると、原因は二つあるようです。 1 ★をつけてくれた人がいたとして、★を減らしたか削除した。 2 ★をつけてくれた人が、カクヨムをやめてしまった。 さすがに、1のような経験は僕はありませんが、そんな人もいるんですね~ 二人に何があったんでしょう~ そんじょそこらのホラーよりも怖いです。 ということで、大概は2の原因が多いです。 でも不思議なことに、その人がカクヨムを辞めたとしても、そのタイミングで減るわけじゃなくて、星の数に変動があったときに精算されるんです。 だから、誰かが★をつけてくれた時に再計算され、もしその時点で★を3つくれた人が二人いなくなると、新しく★を3つもらっても、★が3つ減っちゃうってわけです。 いや、ほんと

    【カクヨム読まれない】星(★)が減る - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ
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    ot_nail 2024/06/30
  • やさしさ攻撃 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

    昨日、ちょっと風邪気味で病院に行って薬をもらってきましたが、看護師さんや薬剤師さんが優しい言葉をかけてくれて、思わず天使のように見えてしまいました。 ということで、今日は優しさということについて書いてみます。 女性に好きな男のタイプはと聞くと、十中八九「やさしいひと」と答えが返ってきます。 しかし、この「やさしいひと」というタイプの男。 僕からすれば、ただの悪人です。 一応、二種類に分類されます。 一つ目のパターンは、いかに女を口説くかを熟知している男が使うやさしさ。 常に女性の気持ちを読んで先回りし、最適な言動を行う。まあ、この攻撃をくらえば、大抵の女性は口説かれてしまいます。だから常套手段となるのでしょう。 もう一つのパターン。とにかく、誰でもいいからエッチしたいという男が見せる、少し、うっとおしいくらいのやさしさです。こちらは、あまり効果的でもありませんが、女性の精神状態によっては、

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    ot_nail 2024/06/29
  • ボディタッチ攻撃 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

    男に対して、ごく自然にボディタッチをしてくる女性がいます。 男の肩を叩いたり、腕を引っ張ったり、胸を体にあててきたり、物凄い至近距離で顔を覗き込んできたり。 こういうことをする人に対しては、女性の中でも賛否両論あるでしょう。 だが、この攻撃はとてつもなく強力です。 まず大半の男は平常心ではいられません。 例え、男の心に秘めた女性がいたとしても、いつえるか分からないキャビアより、牛丼でいいやとばかりに、バクっといついてしまいます。 ところが、いざいつこうとすると、するりと逃げられる。 えっ、俺に気があるんじゃなかったの! と男は夜な夜な煩悶することになります。 女性の身を案じるので、声を大にして言いたい。 男心を弄ぶのはやめてください! ほどほどにしないと、ストーカーになったり、いきなり襲い掛かられたりしますよ。 ただ、このテクニック。 使い方を間違えると、男の気持ちが離れる場合がある

    ボディタッチ攻撃 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ
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    ot_nail 2024/06/28
  • 嫉妬 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

    以前、恋愛ジャンルに対する男と女の考え方の違いについて書いたことがあったが、書き手という立場で考えても、どうにも恋愛作品を書くのが難しい。 bunchiku.com なぜかというと、恋愛小説を書く上でどうしても必要と思われる嫉妬という感情を僕はあまりリアルに想像できないからだ。 そもそも、嫉妬という感情を僕は持ったことがあるのだろうか? キャプテン翼みたいなサッカー選手になりたいなと思ったことはあったけれど、それは憧憬であって、嫉妬ではない。 クラスにイケメンもいたが、別にそいつになりたいと思ったこともない。 社会で自分より頭のいい奴や、金を持ってるやつもたくさんいるが、別にそいつらに生まれ変わりたいと思ったこともない。 好きな人ができたとしても、その人に彼氏がいると知っただけで、恋愛感情は奇麗さっぱり消え去り、その彼氏とやらをうらやましいと思ったこともないし、どんな奴か知りたいと思ったこ

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    ot_nail 2024/06/27
  • 創作はボケ防止 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

    昨日、毎日書くことの大切さについて触れたが、だからといって、思ったことをつらつら書くのと、物語を書くのはやはり違う。 物語を書くというのは、書きたい場面を多次元的に思い浮かべなければならない。 そこがどういう場所で、どういうシチュエーションで、どういう空気感で、どんな思いでキャラがそこにいるかってことを。 その中で必要と思われることを筆にし、そうじゃないところは読者の想像に任せる。 そこまで、しっかりイメージしながら書かなきゃいけない。 よくできた物語は、読み手はその世界観にどっぷり浸ることができる。 書き手の頭の中で作られた世界で思いっきり遊ぶことができる。 僕は面白い物語はすべからくそういう要素があると思う。 だが、はっきりいって、これはかなり頭を使う作業だと思う。 なので思うのだが、たぶん創作する人はボケないんじゃないかと思う。こんなことをずっと繰り返していたら、脳細胞活性化しまくり

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    ot_nail 2024/06/26
  • 毎日書くこと - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

    最近、毎日このブログを書いているが、よほど暇なんだろと思われるかもしれない。 そう言われればそうなのかもしれないが、それだけの理由ではない。 毎日書くと言うことを自分への課題として捉えているからだ。 毎日書かないと、文章の技術が下がるそうだ。 言葉の取捨、文章のセンス、そういうものを感じる力も弱くなっていく。 を読んでる人はどうなのという疑問があるかもしれないが、それは英語の学習に似ていると僕は思っている。 いくら、リスニングを頑張っても、スピーキングの練習をしない人は話すことができない。 だから文章を書く人は、やっぱり文章を書かないとその技術が向上しない。 もう一つ、ただ書くだけだったら、昨日したこととか、世の中の出来事を書けばいいが、ここは創作について語る場だ。 だから、少しは創作に関係することを書かないといけないと思っている。 そういうネタを毎日考えて書く。 これって実は結構大変だ

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    ot_nail 2024/06/25
  • 【面白い小説の書き方について考える】現在の心境 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

    物語を書いている方々は、自分の作品を読み直したりするんですかね。 僕はふと思い立つとつらつらと読んでしまう。しかも、完全に読者視点で。 自分で書いたくせに、うるっときたり、勝手に盛り上がったりする。また過去にいただいたコメント見てほくそ笑んだり、そうなんだよと一人で頷いたりしているのである。 以前も言ったが、自分が作ったキャラに自分が一番はまっているのである。 もう、そのキャラが大好きなのである。 それってどうなんだと思うかもしれないが、実際にそうなんだからしょうがない。 だから僕はいずれ自分の書いた作品は全部書籍にして自分の家の棚に大事に並べたいと思っているのだ。 もちろん、金に糸目をつけず豪華な装丁のハードカバーにする。 昔と違い、今ではアマチュアだろうがなんだろうがを作れる。電子書籍なら、金をかけずに売ることさえできる。随分便利な時代になったものだと思う。 まあ、それでってくの

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    ot_nail 2024/06/24
  • 【面白い小説の書き方について考える】血肉が通う - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

    お前、毎日こんなエッセイもどきのブログで適当なこと言ってるけど、肝心の小説の方はちゃんと書いてんだろうな! そう思われる方がいるかもしれないがご安心ください。 今、「鎮魂の唄」という時代ファンタジーを書いているが、ほぼすべての登場人物が出そろい、そのどれにも血肉が通い始めた。 物語もラストの章に入ったので、後は最後まで一気に書けると思う。 キャラに血肉が通い始める。 僕的には、ここが一番肝心なところなのだ。 つまり、そのキャラが完全に僕の中で一人の人間として確立してきたということだ。 そうなれば、そのキャラが何を思い、何をしゃべるのかなんていちいち考えるまでもない。 勝手に行動し、勝手にしゃべっていく。 僕はそれをただ紙に写すようなものだ。 僕の書いている長編は、どれもそうだ。 キャラに血肉が通っている。 だから、少々間があいても、すぐに書ける。 逆に、彼らに早く書けと催促されているように

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    ot_nail 2024/06/23
  • 【社会に対して好き勝手に放言します】エロとエロス - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

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    ot_nail 2024/06/22
  • 【社会に対して好き勝手に放言します】僕と娘の夢 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

    娘はアニメーターになりたいそうだ。 僕は、やってみればいいさと答えた。 子どもの頃はたくさん夢があっていい。僕だって、外交官になって世界を旅したり、キャプテン翼のようなサッカー選手になりたかった。 でも実際は、成長するにしたがって、どこかで自分の限界をしったり、別な方向に興味をもったり、外的な影響のためだったりして、その夢は叶うことはなかった。 ところが、今、僕の中には再び夢ができた。 それは、自分の書いた物語を世に出したいという夢だ。 作家を目指すのかと問われればそうではない。こんなことを言うと矛盾するようだが、僕は小説を書くことだけに縛られたくない。自分の性格的に常に新しいことに挑戦してみたいという思いがある。 それに僕は今、それなりの肩書を背負って社会と向き合っているので、そう簡単に仕事を放り投げるわけにはいかない。 だけど、このまま定年まで今の仕事をしたいかと言われると、そうは思っ

    【社会に対して好き勝手に放言します】僕と娘の夢 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ
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    ot_nail 2024/06/21
  • 【笑えるコメディ短編小説】『文学におけるエロ表現の追求』 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

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    ot_nail 2024/06/20
  • 『文学におけるエロ表現の追求(おわり)』 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

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    ot_nail 2024/06/19
  • 『文学におけるエロ表現の追求(十五)』 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

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    ot_nail 2024/06/18
  • 『文学におけるエロ表現の追求(十四)』 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

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    ot_nail 2024/06/17
  • 『文学におけるエロ表現の追求(十三)』 - アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

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    ot_nail 2024/06/16