アメリカのスミソニアン博物館で、日本のすしがアメリカの食文化の一部として親しまれるようになった、その歴史を学ぶ催しが開かれ、訪れた人々が、専門家による討論会や、巻きずしの実演や試食を楽しみました。 会場ではまず、アメリカのすしの歴史に関する討論会が行われ、19世紀後半に日本人の移民がアメリカに持ち込んだすしが、1980年代以降、メディアなどで取り上げられ急速に一般のアメリカ人の間で親しまれるようになった経緯が紹介されました。 パネリストの1人でワシントンですし店を営む大河内カズさんは「すしはシンプルであると同時に精密さを極める日本文化そのものだが、食べ物は環境や食材によって変化するものだ」と述べ、カリフォルニアロールなどアメリカ独自のすしが広がっていくことに期待を示しました。 会場では、アメリカでのすしの普及に関する資料の展示や、巻きずしの作り方の実演や試食が行われ、およそ200人の参加者