気象衛星ひまわり8号が撮影した地球(2016年2月10日撮影、資料写真)。(c)AFP/NOAA/JMA 【7月15日 AFP】地球の健全性を保証する生物多様性が現在、危機的なレベルにまで減少していることを示唆する研究論文が14日、発表された。 米科学誌サイエンス(Science)に掲載の論文は、地球の全陸地面積の58%で「エコシステムが人間社会を支える構図に疑問が生じるほど、生物多様性の損失は広がっている」と指摘する。この58%の陸地には、地球人口の約71%が暮らしているという。 英ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(UCL)の研究者らは、各国の科学者数百人による、世界1万8000以上の場所で採取された、生物3万9000種以上に関する計238万件の記録データを基に研究を行った。 研究では、それぞれの土地における人の入植後の生態系の多様性について経時変化を推定するため、生物種の個体数変
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