北野天満宮(京都市上京区)は8日、社務所前の桜の遺伝子を調べた結果、新品種の可能性が高いと発表した。色あせて散るほとんどの品種と異なり、開花後、日数が経過すると花びらのピンク色が増す特徴がある。神社は「北野桜」と名付けた。 樹高は約8メートル、推定樹齢は120年。幹に穴が開き、枯死が懸念されたため、住友林業(東京)が平成26年から苗木増殖と品種鑑定を実施。国内に約300品種あるとされる桜のうち、同社が持つ215品種の遺伝子情報には合致せず、残りの品種とも外見などの特徴が違った。 住友林業の担当者は「ここまではっきり花の色が変わるのは珍しい」としている。遅咲きで、8日に数輪が開花したばかり。神社によると15日ごろに見頃を迎えるという。
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