第38回「SGIの日」記念提言「2030年へ平和と共生の大潮流」(下) 創価学会インタナショナル会長 池田大作 続いて、2030年に向け、平和と共生の地球社会の建設を進めるにあたり、「生命の尊厳」の視座に基づいて特に明確な軌道を確立する必要があると思われる「核兵器の禁止と廃絶」と「人権文化の建設」の二つの課題について具体策を論じておきたい。 > 続きを読む
「原水爆禁止宣言」の発表55周年を記念し、核軍縮の促進をテーマに、戸田記念国際平和研究所がノルウェー国際問題研究所と主催した国際会議(昨年11月、オーストリアのウィーン軍縮・不拡散センターで) 「非人道性」の観点に基づき 核兵器禁止条約を制定 続いて、2030年に向け、平和と共生の地球社会の建設を進めるにあたり、「生命の尊厳」の視座に基づいて特に明確な軌道を確立する必要があると思われる「核兵器の禁止と廃絶」と「人権文化の建設」の二つの課題について具体策を論じておきたい。 第一の課題は、核兵器の禁止と廃絶です。 核兵器は、冒頭で触れた『ファウスト』の話に照らせば、「すばやい剣」を現代において体現したものといえます。この「すばやい剣」を求める人間の心理についてゲーテが掘り下げた洞察にも通じる形で、現代文明が抱える諸問題を「速度」の観点から考察してきた思想家に、ポール・ヴィリリオ氏がいます。 そ
民族や文化の違いを超えて、世界192カ国・地域で「生命尊厳」の行動を広げるSGIのメンバー(昨年9月、八王子市の東京牧口記念会館で) 慈悲 智慧 勇気の波動を広げ 生命尊厳の地球社会を建設 きょう26日の第38回「SGI(創価学会インタナショナル)の日」に寄せて、池田SGI会長は 「2030年へ 平和と共生の大潮流」と題する提言を発表した。提言ではまず、国連で新たな取り組みとして「持続可能な開発目標」の制定が目指されていることに触れ、その精神的基軸に「生命の尊厳」を据えることを提唱。貧困や格差、人権侵害、差異に基づく紛争や対立の問題に言及し、解決への方途を仏法思想を通して探りつつ、社会で育むべき精神性として、「他者と苦楽を共にしようとする意志」「生命の無限の可能性に対する信頼」「多様性を喜び合い、守り抜く誓い」の3点を挙げている。続いて、平和と共生の地球社会の建設に向けた挑戦として、核兵器
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く