皆さんは、おなじ読みかた、“けんしん”ですが、健診と検診の違いをご存知でしょうか? 健診は、受診者の健康状態を大まかに調べるために行われるもので、項目は、身長・体重・視力・聴力・血圧など短時間で比較的簡単にできるものばかりです。そのため、健診では隠れている病気を特定する事まではできません。しかし、病気発見の手掛かりになり、予防医学の一次予防とリンクすると考えられます。 なお健診には、個人の意思に関わらず必ず行わなければならないものと、個人の意思で自由に受けることのできるものの2つに大別されます。その一つが、法定健診です。具体的には企業が労働者に対して年に1度もしくは2度必ず行わなくてはならない法定健診(定期健康診断)がそれであり、怠った場合には罰金の支払いを要求されることもあります。もう一つは、任意健診です。任意健診とは、個人の意思で受けることのできる健康診断のことであり、代表的なものに人