抗いがたい甘い誘惑 ケーキ・チョコレート・アイスクリーム。 特に女性はスイーツが大好きですね。美味しいスイーツの話をしている時のあの、目のトロリン具合は何なんでしょうか。 普段甘いものを食べないぼくでさえ、めちゃくちゃ疲れている時はチョコが食べたくなります。身体が糖分を求めているのだな、と要求を受け入れてレジに向かいます。 子どもが甘いものが大好きなように、甘味は人間が本能的に欲求するもの。当然、甘味や砂糖を巡って、歴史が動かされてきました。 人類を魅惑してやまない「甘さの歴史」について調べてみました。 サトウキビ到達以前の甘味 サトウキビはニューギニア原産ですが、それを砂糖に生成したのはインド人でした。インドでは砂糖が古くから親しまれていましたが、遠く離れた古代地中海世界ではまだ全く知られていない存在でした。 アレクサンダー大王がインドに遠征した際の記録で、「当地には甘い草がある」とあり