――感染症対策については、完全に抑え込むのが不可能なのであれば、そもそも必要なのかという議論にもなります。 感染症の対策には、「そこまでしてでも抑え込む必要があるのか」という疑問が常についてきます。最近だと、麻疹や風疹の流行があり、免疫が不十分な人たちへのワクチン接種が呼びかけられました。でも、ほとんどの人にとっては重大な感染症とは言えません。乳幼児や妊婦などハイリスク者は限られています。「だったら自分は関係ないじゃないか」と人々が考えるようになった時、これが感染症にとっては一番都合がいい状況なんですね。こうして、エイズも広がっていきました。逆に、皆の問題として社会が認識して、対策に取り組んだ結果、多くの先進国で新規の感染者は減っていきました。麻疹も風疹もエイズも、そしてインフルエンザも、完全に抑え込むことは不可能かもしれません。でも、ハイリスク者を守り、社会機能を維持するためにも対策は必
2018年ノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学の本庶佑特別教授は、現地時間の12月8日13時半より、ストックホルム市内のホテルにてノーベル・スピーチ後、初となる記者会見を開いた。 会見の最後にNHKの記者が、子宮頸がんワクチン問題を含む日本の医療政策における課題に関するコメントを求めると本庶氏は、「NHKさんがこの問題を取り上げることは非常にいいことだと思う。マスコミはきちんとした報道をしていただきたい」と述べた。 また、「子宮頸がんワクチンの副作用というのは一切証明されていない。日本でもいろいろな調査をやっているが、因果関係があるという結果は全く得られていない。厚労省からの(積極的接種)勧奨から外されて以来、接種率は70%から1%以下になった。世界で日本だけ若い女性の子宮頸がんの罹患率が増えている。一人の女性の人生を考えた場合、これは大変大きな問題だ。マスコミはワクチンによる被害を強く
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