ブログだから、フリーに言っちゃおう。 主にフォールディングナイフの設計・製作なんかやってます。 写真、カメラ、分解修理ネタは広島フォトブログへ! ギターリペアはGuiter Repair Nをご覧ください。 SONY NEX-3 この記事、数日前にほとんど完成していましたが、少し発酵(腐敗?)させてみました。 前回記事のコメント欄で雄さんと「油研ぎした時の仕上がりが良い」という話になりました。そのメカニズムを考察してみました。 結論は、油が導管という窪みを充満させるため、砥粒が入り込まないという仮説にたどり着きました。 まずは木を目の細かい耐水ペーパー(ドライ・水研ぎ)で仕上げた場合、灰色に汚れてしまうという現象のメカニズムについて。 これは砥粒が木材の導管に入り込むことで発生すると考えられます。 通常、ドライ・水研ぎともにペーパーの番手が上がってくると砥粒が細かくなり、導管に入り込んでし
塗装法 参考までに塗装法の一例を示しておきます。これはあくまでも参考例です。 材質、塗装のクォリティ、温度などにより、各自でアレンジする必要があります。 今迄書いてきた塗装法が判り難かったため、シンプルに、加筆訂正しました(2015/08/24)。 ■塗装の目標 ここでは、家具制作鯛工房の塗装法を紹介します。 最初に、塗装の目標を述べておきます。 材料表面には、出来るだけ塗膜を残さず、木材の持つ暖かさを生かします。 仕上り目標は、光沢仕上げではありません。オイル仕上げの質感の良さは、艶を抑えた、しっとりとした質感にあると思っています。 例えて言えば、ステンレスのスクラッチ仕上げです。 オイルを用い、サンドペーパーによって、木目方向に研磨するウェットサンディングによって、微妙なスクラッチが、しっとりとした風合いを与えます。勿論、スクラッチ傷が判る事はありません。 その効果を出すため、あまり細
【日本の台鉋の特徴】 純度の高い炭素鋼を用い、適切な鍛造工程を踏んだ刃物を打ち鍛え、これを熟練した木工職人の手で研ぎ上げ、そして適切に下端調整された鉋台にすげれば、もう誰が引いてもすばらしい鉋屑を出すことが出来る。 台鉋の特徴とは打ち鍛えた炭素工具鋼の刃物と、被切削材を平滑に削り上げるための定規でもある台とのコンビネーションにあると言えるだろうが、恐らくは木工道具において最も進化し完成されつくしたものと云って良いだろうと思う。 日本の台鉋には切削の用途に応じ様々なものが開発されてきたのは云うまでもないが、現在では電動工具の飛躍的な発展の影でむしろ疲弊しつつあるというのが現状だろう。 しかしまだまだ必要とされる特殊な目的の鉋も十分に入手できると思うので市場から忘れ去られる前に入手しておくことをお奨めしたい。 平鉋、長台鉋、際鉋、反り台鉋、四方反り台鉋、外丸鉋、内丸鉋、作里鉋、比布倉鉋、南京鉋
塗装をすると木地(素地)のアラが残酷なくらい浮き上がってきます。 リップマークやナイフマーク、かんなの逆目ぼれ、接着剤の拭き残し パテ埋めした所・・・ 塗装前にはそれほど気にならなかったアラが塗装によって明確に現れてきます。 ですから、塗装に入る前の仕上げが重要になってきます。 私の場合、1つの物を作る際、初めの墨付けと、塗装前の仕上げに 特に時間をかけるようにしています。 ■水引き ・組み立て前にきれいにかんなをかけた部材も その後の加工や組み立ての過程で表面には大小さまざまな凸凹ができています。 ・この凸凹を修正するために、かんなやペーパーをかけるのは良いのですが 凹の部分は、木の繊維が圧縮された状態にあります。 凹の周囲を削って平面を出したとしても、凹の繊維が圧縮された部分は そのまま残ります。 平面がでたからとそのまま塗装をおこなうと 圧縮された繊維が塗料の水分を含んで復元してきま
「はつり」の漢字表記。現在も専門業者のトラック屋号等で見ることができる。 斫り(はつり、䂨り、英語: chipping-, break up-)とは主に建設現場でコンクリートで作られた壁や土間などの構造物を壊したり、形を整えるために表面を鑿で削ったりすること。人力によって行われる規模の作業を表すことが多く、重機械によって建物そのものを取り壊す場合はコンクリート造であっても斫りとは呼ばず、解体工事に分類される。 概要[編集] もともと「斫」(シャク)という漢字は、『説文解字』に「撃也。从斤石声」とあるように、斧で叩き切るさまを表し、部首は「斤」で、「石」は音符である。 一般に「はつり」という言葉で「表面をけずりとること」を表す場合、加工対象の材質を問わず漢字表記は「削(はつ)り」が正式であるが、建設業界を中心に「斫」という漢字をあてた「斫(はつ)り」が定着した。この経緯について、「斫る」は本
“無垢材は反る”という話を聞いた事があると思います。無垢材テーブルを検討している方も反ったりしてしまうのが不安で、購入をためらっている人がいるはずです。そういうった方のために、”無垢材は反る”とはどういうことかという事とその対策について書いてみる事にします。 木は木に含まれている水分量を周りの空気の水分量に合わせようとします。周りの空気が乾燥している場合は、木の内部にある水分を放出します。その逆で、湿度が高い場合は、水分を吸収しようとします。水分が抜けたり、貯めたりして体積が変動する際の動きが”無垢材は反る”の原因になります。 無垢材を使用するためには乾燥が必要という話はこのブログでも何回も取り上げている話題です。伐倒されたばかりの木は水分をたくさん含んでいます。切り口から水分があふれていることもあるなんて話も聞きます。木材の乾燥具合を調べる基準に含水率という数値があります。伐倒されたばか
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