3Dプリンタにおいて、吐出された樹脂がどういう形状で定着するかというのはとても重要です。よく言われますが、定着した樹脂のビード断面形状が丸いと造形品の内部に空隙(ボイド)ができてしまい、造形品の強度が低下します。以前に積層ピッチを小さくした方が積層強度は上がるということをご紹介しました。積層ピッチと造形品強度の関係 吐出ビードの形状は論文でも研究の対象となっていて、ビードの形状や、造形品全体の内部構造がどうなるか、シミュレーションしている例がよく出てきます。下記を例に、造形条件をどう振るとどうなるのかというのを見てみましょう。 Experimental validation of a numerical model for the strand shape in material extrusion additive manufacturing (見られない方はAccepted Manus
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