メロン研究40年 直径数センチの雑草メロンは渋い 2007年11月29日 元大阪府立大農学部教授の藤下典之さん(78)=大阪狭山市西山台2丁目=は、メロンにとりつかれて約40年になる。とはいっても、あの高級フルーツのメロンとはちょっと違う、世界最小といわれる「雑草メロン」。藤下さんが国内で初めて発見し、以来、自らの体を使って分布の方法を調べ、分布域を調べるため130島以上の離島を渡り歩いた。「メロンはまだまだ謎が多い。だから楽しいんです」 「雑草メロン」の実は黄色く熟しているが、味は渋い=大阪狭山市西山台2丁目で 藤下さんによると、雑草メロンは直径約2〜5センチで、畑の近くなどで自生している。関東〜九州間の離島などで見つかっているが、種類や分布域など、わかっていないことも多いという。 藤下さんが自宅の庭で育てているのは、昨年初めて鹿児島県内で見つかった種。8月に花が咲き、10月上旬から30