モネリン(Monellin)は甘味を持つタンパク質の一種。1969年に、西アフリカ原産のツヅラフジ科のつる植物であるディオスコレオフィルム・ヴォルケンシー(Dioscoreophyllum volkensii)の果実から発見された。当初は糖の一種と考えられていたが[2]、1972年に米国フィラデルフィアのモネル研究所 (Monell Chemical Senses Center) で単離され、タンパク質と同定された。モネリンの名はこの研究所にちなむ[3]。 モネリンの分子量は10.7kDaである。非共有結合である2本ポリペプチド鎖、44のアミノ酸残基であるA鎖と50のアミノ酸残基であるB鎖より成る[3][4]。 A鎖 REIKGYEYQL YVYASDKLFR ADISEDYKTR GRKLLRFNGP VPPP B鎖 GEWEIIDIGP FTQNLGKFAV DEENKIGQYG RL