「犬猿の仲」といわれる2人が、薬のネット販売を巡って大ゲンカだ。 2009年6月施行の改正薬事法に伴い、厚生労働省は一般用医薬品(大衆薬)のインターネット販売を、原則禁止しているが、東京高裁は先月26日、「国民の権利を制限する規定であり、違法」として、ネット販売を認める判決を言い渡した。 1審では販売禁止を認める判決が出ていただけに、担当の小宮山洋子大臣(63)は大ショック。記者団に「厳しい判決」と力なく話した。 一方、原告(ネット薬局2社)と共に大喜びしたのが蓮舫参院議員(44)だ。 「蓮舫さんはネット販売推進の急先鋒。行政刷新担当相だった昨年3月に行われた規制仕分けでも、厚労省に『国民のニーズが高い』とネット販売の解禁を強く迫りました。今は推進する議員連盟の中心人物。大臣時代に大した実績も上げられなかったので、その面でも逆転判決はうれしかったのでしょう」(民主党関係者) 2人